【ワールドトリガー】空閑遊真の友人は近界では最強と言われていたブラックトリガーだった！！

トリガー起動９ ページ10

ブースに入り、二人の勝負は始まっていた







あまりの圧倒的な戦いに忍田は息をするのさえも忘れていた






あのS級の天羽と対等に、それ以上にやりあえるのを見るのは初めてかもしれない







ﾋﾞｰｰｰｰｯｯ!!!







「ちょっ…強すぎでしょ」







『…つっきーも相当だよ』







いつもつまらなさそうに戦っていた天羽が、戦闘中は笑みを浮かべながら楽しそうに戦闘をしていた








忍田は速すぎる二人の動きに目で追うのに精一杯だった








その結果はお互いを分かち合うものとなった








天羽○○○××○○○○○××○○××××××
龍咲
×××○○×××××○○××○○○○○○


１０ー１０





「まさか、天羽と引き分けとはな……」






忍田は口を開いてやっと口にした







「オレも正直驚いた。絶対いいチームになるね」






『つっきーはやっぱり強いな。私とつっきーのチームは最強になるな』






「そうだね相棒」









こつんと拳を合わせて笑い合った








忍田の心の中はというと……






(前言撤回だ。いいチームになりそうではない。このチームはもうなっている。どの隊よりも最強に)







「見せて貰って礼を言うよ天羽、龍咲。君達は素晴らしいチームになる、いやなっている。ここまでとは思わなかった。これは過去最強の戦力となるだろう」







忍田は二人の目を見てはっきり言う








『忍田、さん…ありがとう』







笑顔ではないが小さな声で言ったが忍田の耳にはきちんと届いていた








「龍咲、まだ慣れない事が沢山あると思う。困った時は天羽に頼ればいい。天羽がいない時は私を頼りなさい」








『はい…！！』








Aが忍田に対する時の色が少し警戒が解けた色に変わる








天羽にとっては嬉しい事だが、何故か嫌な気持ちにもなる









忍田はそれに気付きにやりとした








「さて、これ以上話しているといじける奴がいるのでな、失礼する」








『？』







天羽は忍田を睨むが気にする事なく立ち去った

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