【ワールドトリガー】空閑遊真の友人は近界では最強と言われていたブラックトリガーだった！！

トリガー起動６ ページ7

ずっと下を向くA




地面には幾つか染みをつくっていた




天羽は静かに撫でる




『……私は、正直分からない。私の仲間も今では大切な仲間がいる。前に進んでいる。なのに私は前に進めないっ…』




天羽は静かに聞いている





『遊真しか向こうにはいなかったから、人をどう信じればいいのかも分からない！！』





涙を流しながら話すAに天羽が優しく問いかけた






「オレを信じてみなよ」






天羽の一言にAは顔を上げた






初めて表情を崩したAを見たと天羽は思った






「人を信じるのが怖いなら、オレだけ信じればいい」






Aの顔が驚きに染まる






『……て……すか…？』





「？」






『……信じて、いいですか…？』






「！！」






天羽が今度は驚く表情になるがすぐに柔らかい表情になった





「うん。“仲間”としてよろしくA」









『は、い…！よろしくお願い、します。天羽先輩』





天羽はむすっとした顔をして






「敬語なんて必要ない。先輩とか言われると違和感かんじる」





『…天羽は少し呼びづらい、名前も長いからな…呼ばないのは？』





「それやめて」





そういえば、遊真の知り合いはあだ名で呼ぶと言っていた様な…





『あ、…つっきーは？』





「あ、いい」







Aはじゃあと言って天羽と向き合った







『こちらこそ、“仲間として”よろしくお願いしますつっきー！！』






自然の笑みで天羽に手を差し出した








天羽も笑って









「よろしく、相棒」









二人は拳を合わせた



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おまけ

(え、私が相棒なのか？)
(え、嫌だった？)
(いや、私でいいのか？)
(チームメイトでしょ、てか、明るくなったね)
(…私は日本に来ておかしくなった)
(…)
(でも、今の所つっきーの前だけだから)
(…ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ)
(ちょ…つっきー、い、痛い…)

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