【ワールドトリガー】空閑遊真の友人は近界では最強と言われていたブラックトリガーだった！！

トリガー起動２７ ページ45

………………









……………………帰りたい…！！









「だーーーーっ！！また負けた！！もっかいやろーぜ！！」









もう一回、、？









『もう一回とか言っておいてさっきからもう三十戦はしただろ！！この餅川め…』









私は確かに１０戦だけやるとは言った
いや、絶対に言った
なのにこの男は最初８対２で負けたからともう一回を何十回も繰り返してた
そして、今は３３対７にまで結局なってしまった









「えーー！いいじゃねー『よくない』ちぇっ」









うっわ…
このヒゲのオジサンがちぇっって………………
………………似合わない「声に出てるしオジサンは傷付くからヤメテ！？じゃあ風間さんはどうなんのよ！」









『蒼さんはイケメンなお兄サンだ分かるかヒゲオジサン』









「でもよぉ、意外に似合うかもよ？風間オジサンと「誰がオジサンなんだ？」あ”…か、風間サン……」









そこには蒼さんがいつも以上の“無”表情で立っていた
太刀川は冷や汗をかいていて身長が高い筈なのに何故か蒼さんより小さく見えた









「ほう…、つい先週は俺の事を小学生と言っておいて今回はオジサンか。…A」









『あ、どうぞ。まだそいつは戦闘やり足りないそうだから』









「なるほど、やり足りないか。太刀川ブースに入れ。今からスコーピオンで切り刻んでやろう。…安心しろ。時間はまだたっぷりあるぞ」









その後、ブースの中で太刀川の叫び声がしたと思ったらすっきりした顔の蒼さんが出てきた
人気のない通路を通って自動販売機でレモンティーを奢ってもらった









蒼さんと別れ、一人屋上で風に当たっていると扉が開く音がした









「あ？誰だテメェ」









ぼさぼさの黒髪から鋭い黄色の目をした男がいた
マスクからはギザギザの歯が見えた
……ピラニアみたいだ









「あ”？ピラニア？俺には影浦雅人っつー名前があんだよ。つか誰だ？どこの隊の奴だ」









影浦雅人…









『…龍咲A。Ｓ級隊員でつっきー…天羽月彦とチーム組んでる』









「…は？」









これが“マサ”との出会いだった

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