【ワールドトリガー】空閑遊真の友人は近界では最強と言われていたブラックトリガーだった！！

トリガー起動１９ ページ21

ガロプラとの戦闘があってから数日








私は今喉が乾いた為、自動販売機へと足を進めた









『…ん？…………げ………』









嫌な人物が目の前から歩いて来た








あの髪にあのヒゲ…………








私を無理矢理ソロ戦に参加させようとしたり、チームに入れと強引に言ってきたあの嫌な光景を思い出す








奴は、もう一人の小さい男と目付きの悪い男といた








そして私を見た瞬間、にやりと笑った









「あっれぇ〜〜！！龍咲じゃぁ〜ん？どうした？」








そんな奴を思いっきり睨んだ









お前のせいで、つっきーに毎回、何もされてない？大丈夫？って心配されてんだぞ








『お前には関係ない、クソヒゲ川』







「前はクソ付いてなかったよな！前より扱い酷くない！？オレ何かしたっけ……」









『………』








何かしたっけ？









しとるわ！！ボーダーの奴らに会いたくないと願って運良く会ってないのに、何故かこの男とは会う









その度に毎回毎回チーム勧誘の被害にあってるというのに、原因も気付いてないのかこのヒゲは…！？









驚愕の表情で奴を見た









「……お前、相当太刀川に何かされている様だな」








チビ男が突然口を開いた









『……このヒゲはクソだ』









「ちょっと酷くねぇ！？」








「オレは風間隊の隊長をしている風間蒼也、21歳」









『……龍咲A。13歳』








「「「！？」」」









するとヒゲ川が驚く








「お、お前！13歳って、双葉と同じ！？てっきり15、16位かと！」








なるほど、老けてると言いたかったんだな。死ね









すると、目付きの悪い男がこっちを睨みながら








「お前、近界民に攫われた人間というのは本当だな…？」









『……お前、近界民に恨みがあるのか。誰か殺されたのか…？』









すると一気に殺気を出すそいつ









「お前に何が分かるッ！！！」









分かるよ









『……分かるよ。私も同じだから』









一瞬だった









『私は、父も母も、兄二人に姉も、家族全員目の前で殺された』









「「「！！？？」」」









『一瞬、何が起きているのか全く理解出来なかった。攫われてから理解した、出来た。5歳だった私でもな』









そう……









一瞬だった









大切な人達が目の前から居なくなるのは

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