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「この夏休みあと少しなのは分かるわよね?」
リコの言葉にその場にいた全員は頷く。
「その残りの期間、みっちり特訓よ!!」
「「「「「げっ……」」」」」
「しかも合宿!!」
「「「「「合宿ーー!!??」」」」」
「ウチと是非やりたいって高校が多すぎて各校の意見で合宿になったのよ。ちなみに参加校は1度は戦っている相手よ!!」
「おいおいそれってまさか…」
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『で、俺もいいのかよ。部外者だろ、どう見ても。』
「マネージャーやアドバイザーとして言ってあるから問題ないわ。名前は言ってないけどっ。」
「いやそれ大問題だろ。」
ぺろりと舌を出すリコにつっこむのはやはり小金井だった。
日向達はもう何も口出しをしなかった。
施設の中へ入る。
先程見た止まっているバスの台数を見ると誠凛が最後らしい。
施設内にある大きな体育館からはシューズの擦れる音、人の声が聞こえ静かだった廊下が段々と賑やかになっていく。
ちょうど扉を開けて一人の男が飛び出してきて、そのまま黒子に突っ込む。
その時に、Aの肩に少し擦る。
「黒子っち、火神っち遅いっスよー!!オレすっごい待ったんスよ!!」
「遅くなってすみません。あと、うるさいですよ。」
「よう、黄瀬。今日も負けねーぞ。」
「相変わらずで何よりっス。」
黄瀬はくるりと後ろを振り返る。
黒子と火神は最後尾にいたので黄瀬は振り返って誠凛のメンバーを見た。
『…』
「…」
黄瀬は、もう一度見た。
『…』
「…」
今度は目を擦り、もう一度見る。
そして、目を見開き口を開いた。
「うわああああああーーーーーーッ!!!ちょ、マジででででで!!痛いっ、痛いっス!!!」
『うるせェんだよ。Shut Up!!』
「顔っ!!Aっち顔だけはやめて!!」
『黙れ、ハウス。』「ひどくない!?」
リコ達は溜息を吐いて、先に進み扉を開けて体育館に入っていった。
火神と黒子は未だAに今度は頭を鷲掴みにされている光景に溜息を吐いた。
「藍咲君。黄瀬君の躾、お願いします。」
『おう。』
「黒子っち!?てかマジでAっち力おかしいって!!火神っち助けて!!」
「…悪ィ、無理だ。」「何で!?」
「火神君も無理だと分かってるからですよ。」
火神大我も被害者の一人であった。
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リゼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです。控えめに言って最高です!!更新大変だとは思いますが、頑張ってください。応援しています!!!! (2020年9月30日 13時) (レス) id: 5ef99ce401 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - この作品も更新お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年8月9日 21時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。続きの更新頑張ってください^_^ (2020年4月10日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - めっちゃ面白かったです!やっぱり夢主最強は最高ですね!!!これからも頑張ってください応援してます(^^) (2020年3月19日 23時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - みなさん、コメントありがとうございます!これから少しずつ更新していきますのでよろしくお願いします!! (2020年2月12日 16時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2016年11月10日 21時