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第1話 いつもの ページ3

「ねぇ、森さん。」


「なんだい?Aちゃん。」



「退屈よ、外に出ていい?」



「ダメに決まって入るだろう?」



「そうよね。」




いつも通りの普通の会話


何回も繰り返した退屈な話


「ねぇ」


「なんだい?」


「Qちゃんは出してもらえないの?」


「…あの子はダメだよ」


「そっか」



私はあの子と一緒にいたいのに


私の大切な友達なのに



彼が居るのは座敷牢

私が居るのは首領の部屋


なんで私がここに居るかって


それは、座敷牢に入れても意味がないから


入れたところですぐ逃げる

そして何人も人が死ぬ


だから、座敷牢じゃなければ逃げないという条件付きでポートマフィアの拠点は自由に動いていいの


ただし、異能力の使用は禁止


私としては、早く出たいのにね



Qちゃんと一緒に



そして、あの人に会いたいな





私はあの人が嫌いよ


Qちゃんもあの人のこと嫌いよ



私と久作が嫌いな人なんて



いらないと思わない?





「ね、Qちゃん」




「何か言ったかい?」



「なにも、それより暇よ、エリスと遊びたい」



「それなら大歓迎だよ!今は部屋にいると思うから呼んでこよう、待っていてくれるかい?」



「うん。3分以内」



「わかったよ」




ああ、退屈ね



本当に退屈よ




異能力さえ使えばこんな生活抜けられるのに



でもQちゃんの安全は保証できないの


だからまだ逃げない

まだその時じゃない



きっとそのうち、自由になれる




「A!遊びましょう!」


「エリスちゃん!私とも(「嫌!私はAと遊ぶのよ!」そんな、ひどいよ!エリスちゃん!」


いつもの光景

いつもの景色


「ねぇ、今日は何する?エリス」


「じゃあ、お絵かきしましょう!」


「そうね、面白そう」


私は彼女のこと好きよ


とっても可愛い無垢な女の子

ここが好きなわけじゃない

ここが嫌いなわけじゃない


ただ、居場所が無いから



その中で、楽しみを見つけているだけだから



この時間は、久作に会っちゃいけないから


今日は彼、少し暗かったから


だから、私は明日、彼を明るくすると

笑顔にすると決めて


彼を1人にした


彼が、一人にしてと言ったから


だから


また明日

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(プロフ) - 唄乃さん» あざっすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!めっちゃうれしいです!感謝!物凄いですね!○○さんパワー(誰とは言わない。ネタバレになる。) (2017年8月25日 0時) (レス) id: 4fe7e5e021 (このIDを非表示/違反報告)
唄乃(プロフ) - (・ω・ノノ゛☆パチパチお見事な位楽しませていただきました!面白いです! (2017年8月24日 16時) (レス) id: 30dbf272d1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 椿さん» そろそろ会わせようとはおもってたwついにっすよ!ついに!更新遅いけど見てくれてありがとう! (2017年8月23日 23時) (レス) id: 4fe7e5e021 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - き、来たああああ! ついに・・・・! 祥おねえちゃん! ほんとにおもしろいよ! 最高!! (2017年8月23日 19時) (レス) id: 61b804697f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 唄乃さん» 感謝感謝です。ありがとうございました! (2017年8月15日 8時) (レス) id: dcf550be00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年7月26日 15時

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