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XUNXUS夢1 ページ3




衣擦れの音を響かせつつ、素早く下着を身につけた。

身体の怠さや、腰の痛みなどはいつもの事で。

幾重もドレープを描いたシーツから滑り落ちる。


「結婚、するんですってね」


聞いたわ、と私は呟くように言った。

声が震えていないか、少し不安だったがそれを微塵も感じさせないように笑みを浮かべる。


群青のキャミワンピを身につけ、ゆっくりとベットの淵に腰掛ける。

さすが高級ホテルというところだろうか、私の重みを軋み一つせずに柔らかく受け止めるベット。


「これで、私との関係も終わりね。…おめでとう」


私は今日、完全に彼と関係を絶つつもりで来た。

抱かれるのは今日で最後だと自分で言い聞かせるたびに、込み上げてきそうになる感情に蓋をして。


「…それでいいのか」


心底うざそうに視線を向ける彼の瞳は赤い。

その赤に引き寄せられそうになる視線を全力で逸らした。


「それでいいのか、ですって?…良いに、決まってるでしょう?」


彼がいる位置からは確実に見えないであろう左手をグッと握り込む。

今日の為に爪には繊細なネイルが施されていたが、それに気を使っている暇はなかった。

返ってくるであろうと予測していた言葉とは180℃近く違ったもの。


そんな…確認するような事を言うなんて…。

私には、決まった事を覆せるほどの権力もコネも持っていない。

私は、結局受け入れることしかできないのだ。


「それに、マフィアは女を大事にするものよ。お嫁さんを可愛がってあげなきゃでしょう?」


自分が発した言葉に、さらにキツく握り込む手。

爪が刺さって痛いはずの掌は、何も感じさせはしなかった。

それよりも、痛む箇所があったからだ。


「…じゃあね、XUNXUS」


ストールを羽織り、バックを手に取る。

そして、なるべくゆっくりとベットから立ち上がった。

後ろは…振り向かない。


一歩、ヒールで踏み出した時だった。


「もう一度だけ聞いてやる」


後ろに引っ張られた身体は、冷たい温もりに包まれる。

私よりも、幾度か低い体温。


骨張った大きい手でスルリとワンピースの端から侵入する。

群青の裾から差し入れられた手は、彼に似合わず優しい触り方で奥へと向かう。


「それで、いいのか」

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ユズナ(プロフ) - 今吉いぃぃぃぃぃぃいえあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!(((( とりあえず、いまよしぬ レベルですよこれ…禿げそう(( (2015年11月8日 8時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野悠(プロフ) - 甘夏蜜柑さん» ありがとうございました!ブン太待ってます! (2015年7月12日 14時) (レス) id: 0a529b702d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 朔夜さん» 了解です!もう少し時間がかかってしまうかもしれませんので気長にお待ちください! (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 涼風さん» 続編に行ったら書かせていただきます!一応赤司のは書いたのですが、僕司夢っぽくもなっているので別の物を書いて載せたいと思っています。 (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 鹿野悠さん» 雲雀さんと仁王書かせていただきました!丸井くんはもう少しお待ちください! (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2015年5月28日 15時

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