浮気、しないでよ。 ページ37
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「A、おはようッス!」
「おはよ、涼太。」
朝練が終わってすぐ、教室に駆け込んできた涼太。
汗をちゃんと拭かなかったのだろうか、額から汗が流れ落ちる。
キラキラした笑みで、朝の挨拶。
私も、精一杯笑って返した。
その途端、ざわめき出した教室。
そんなの関係ないとばかりに私の隣に腰掛ける涼太。
そんな彼に首を傾げた。
「涼太、そこの席じゃないでしょ?」
「俺はAの隣が良いんスよ!」
代わってもらった!とドヤ顔で胸を張る涼太に、思わず笑みが溢れた。
にやける顔をブレザーの袖で隠せば、涼太が覗き込んでくる。
「…大好きッスよ、A。」
「私も…大好き。」
好きと伝える事。
これは、凄く大切な事。
好きな人に好きって言える事。
これは、凄く大事な事。
「…テメェ等…朝からイチャついてんじゃねーよ!」
「あれー?青峰っちひがみは良くないッスよ?」
「ッチ、ニヤついてんじゃねー!」
浮気心が芽生える理由は…実は私にあったんだね。
でも、もうそんな気持ち起こらせないから。
だから…
「ずっと、私だけを見ててね…涼太。」
「当たり前ッス!けど、Aも見ててよ?」
「もちろん!」
浮気なんて、もう絶対させてあげないから!
「ッだから、テメェ等マジで俺の前でイチャイチャすんじゃねー!!!」
end.
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何卒 - 祐希と付き合いたいわ…。 (2020年1月6日 20時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 祐希君イケメン過ぎ……もう付き合えよ (2019年1月1日 23時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィア(プロフ) - 読みに来たのは2度目ですが、本当に、ゆーきくん…好きです…。 (2018年12月30日 11時) (レス) id: 43edf93385 (このIDを非表示/違反報告)
黎譁 - いい!凄くいい!何もかもがとってもいい! (2016年4月3日 1時) (レス) id: 885de11009 (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 江ノ島くぅぅぅぅん!!。貴方イケメソすぎるよ!!。 (2016年2月13日 13時) (レス) id: c145b12640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘夏蜜柑 | 作成日時:2015年5月4日 0時