【黒バス】浮気心とうわの空。【黄瀬 涼太】 fin.

浮気 3 ページ3

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そんなこんなで、約一週間。


今日も彼は、笑顔でいう。





「A！俺…浮気してきたッス！」



「…そっか、またか。」





別に、原因を突き止めようとはしなかった。


涼太がやりたいようにやらせてやろうと決めたから＿＿＿＿＿＿









＿＿＿＿＿＿とかではなく、面倒臭いから。



涼太は今、確実に私に対して何かを望んでいる。


でも、私はその"何か"がわからなかった。



わからないことを考えるほど、暇じゃない。


そう、この間友達のAくんに相談したら＿＿＿＿＿＿




『お前本当にあいつ(涼太)の事好きなのかよ…。』




と、呆れられてしまった。





失礼なAくん。





唐突だが、私は涼太が好きだ。


もちろん、恋愛方面だしドキドキだってしょっちゅうする。


ただ、それが外に出ないだけ。





好きだ。


多分、涼太が思っているよりもずっと。





今だって、結構傷ついてはいる…一応。


でも、外には出なかった。






出せなかった。







だって…私が、涼太と付き合えていることなんてキセキに近かったから。


きっと、10年に1人の天才なんて言われている涼太が生まれてくるよりもずっと奇跡。




そう思ったら。


そう思っちゃったら。


どんな事でも我慢しようと思えちゃうでしょ＿＿＿＿＿＿？

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