恋。２

北山先輩と藤ヶ谷先輩 #2 ページ10

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まっすぐこっちを見つめる先輩


こんな真面目な先輩、
仕事以外で見たことないから(失礼)胸の鼓動が加速する









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「…A、」



「はっ、はいっ…」



「口にアイスついてる」



「えっ…！どこっ…？！」





急に恥ずかしくなってあたふたしてたら
今度は掴んでた手と一緒に体ごと
ぐいっと引き寄せられる




すごく近くなる距離








「…ふっ」



「なっなんですかっ…！///」



「これだから鈍感なんだよ、嘘に決まってんだろ」



「はっ…！？どういうことですか説明してくっ…！




その瞬間顎をクイッと持ち上げられた






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「…俺だって男だ」




「っ…///」




「お前と先輩後輩の関係もう飽きたんだけど」




「せんぱっ…───────

「おい」









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聞き覚えのある声




背中に腕回されて顎くいされてる状態の私と、
それを受け身の状態でいる先輩



誰もいない海で2人きりのはずだった









・・・なのに









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「お取り込み中悪いけどみんな探してる、戻れ」









それだけ言って去って行ったのは藤ヶ谷先輩だった

今まで以上にクールで低いトーンだった気がした








…そんなことよりさっきのこと見られたのが
恥ずかしすぎるし最悪すぎるし辛すぎっ…

「チッ」






「…なんで舌打ち…？？」



「あいつタイミング悪すぎんだよ、
ムードぶち壊しやがって」





そう言って体も手も解放された私を放って
みんながいるところへ歩き始める先輩







…いやいや意味わかんないよっ？
なにさっきと全部違うじゃん...！！
ちょっと何言うか期待してたのに
結局最後まで言わないの、？


気になって仕方ないじゃんっ！









「ちょ、先輩待ってくださいって！
さっき何言いかけようとしたの…？」



「なんでもねーよ、忘れろ忘れろ、
あーーまじで台無し後であいつコロス」



「だから何に怒ってるのっ！？」



「うっせーな歩くの遅いんだよ置いてくぞ！！！」



「なんでそんな急に態度変わるの！？」









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藤ヶ谷先輩は誰よりも優しいけど
そこまで余裕がない人で、

北山先輩は私やみんなが思ってる以上に
不器用な人なのかもしれない。








end





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長くなってしまい申し訳ございません！汗
リクエストありがとうございました！

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