検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:80,344 hit

14 ページ14

.






授業終わっても生徒達に質問攻めされてる先生



過去の話だからよかったけど多分今の彼女の話してたら
本気で落ち込む子もいるんだろうなぁ


...まぁまだあの人が彼女とは確定してないけど




ちょっと聞いてみようかな、あの人に









.









.









「A、俺ならなんでも教えるって思ってる?」





『いや、そういうわけじゃないけど...
こんなの話せるのよく知ってる先生しかいないじゃん』








なんでも心許してる
藤ヶ谷先生に聞くのが手っ取り早いかなって思って
放課後教室に残ってた先生に聞いてる途中









「そう言われたら間違ってないかもしれないけど、
それはさすがに個人情報だしなー」



『ねぇ先生お願い、おしえて?』



「なんでそんな気になるの?
もしかしてAも前田たちの仲間入り?笑」



『なっ、違うもん!そんなんじゃない!』









前田たちっていうのは、
北山先生に本気で恋してるクラスの女子たち。







「知りたいなら本人に聞けば?」




『こないだ聞いたよ、だけど彼女じゃねーよって
言われてから気まずい雰囲気になって終わったの』




「彼女じゃないって言ってるなら
彼女じゃないんじゃない?」




『もーーー先生ちゃんと答えてー!』







あの日から何回か部屋に来て教えてくれたけど
お互いその話は触れないまま過ぎてった







ちゃんと答えてくれないから
グーパンチでたくさん藤ヶ谷先生の背中を叩いてたら









「藤ヶ谷?...とA?」







ダンボールを抱えてる通りすがりの北山先生が
教室に入ってきた






「それ前見えてるの?
ダンボールで顔見えてなかったけど」



「何が言いたい」



「A言ってやりな?」



『…背がちっちゃい?』



「おいこら、こいつに言わせんな」






ダンボールを机に置いて一息ついてる先生






「随分距離縮まったんじゃない?ふたり」



「まぁな、マンツーマンで教えてっから」



「もっと良い雰囲気になればいいのにね」



『ちょ、せんせっ...!!///』



「どういう意味だよ」



「ん?そういう意味」




そう言いながら藤ヶ谷先生は出て行って、
取り残された私たち





「今日電車?」



『うん、』



「一緒に帰るか」



『えっ...いいの?』



「暗いしなんかあっても困るからな」



『電車で?』



「ばか、車だよ」






そう笑って校門で待っといてって言ったあと
教室をあとにした








.

15→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
623人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

絵里奈(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2020年10月23日 17時) (レス) id: 0dbf2e6a14 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あかやま。 | 作成日時:2019年1月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。