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『そうなんだ!』



「それでさー宮田がね?.....







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数学の授業前、やっぱり先生は当たり前のように
クラスの女の子達に囲まれてる




私だって2人でいるときみたいに普通に話したい
だけどそんな欲張っちゃいけないよね





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「A聞いてる?」



『へっ、?あ、ごめん、それで?』



「もしかしてまたみつのこと見てた?」



『えっ...いやいや、!見てない!!』








気づけば裕太とも随分仲良くなってて、
いつしか私も呼び捨てで呼ばれるようになった







「A、ミツのこと好きなの?」




『や...ないないっ...!!ありえないよ!
先生を好きになるとか』




「...ふーん、あ、続き聞いてくれる?」




『うん!!』






ー キーンコーンカーンコーン






『...あ、ごめん笑』



「もーー、Aのせいだー」



『ごめんごめん!次の時間聞くから!』



「約束ね?」








.








・・ " 好き " とか、正直わかんないもん






誰がライクで誰がラブなのか、そんなのわかんない








前に立って当たり前のように授業を進める先生。

みんなに平等に向けるその眩しい笑顔。





.







.









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「ってことで明日小テストなー」




「またかよー、もう勘弁してよせんせー」




「ほかの教科でもしてんだろーやれって言ったらやれ」



「じゃあいい加減先生の恋愛話聞かせてよ」



「またそれかよ、いいか?
高校生は高校生らしい恋愛をしろ、そんだけだ」



「えー、じゃあ過去の話でもいいからー!」



「お前ら懲りねーのな笑、
じゃ過去の話したらもうこのやり合いやめてくれます?」



「やめるやめる!!」




「いつ頃の話したらいーの?」




「んー、じゃあ高校生」









しゃーねーなー、って手についたチョークを払いながら
そういった




相変わらずクラスの子達は単純だなって
遠い目で見てたのも束の間









.









「高校んとき、先生のことが好きだった」









.









.









一気に静まり返った教室。

それと逆に私の鼓動はドクンと大きく跳ね上がった。









...先生は、先生のことが好きだったの、?









「...ほら、引くじゃん、だから言わんこっちゃな

「「きゃーーーー!!!!!」」









え、って顔で急に騒ぎ出した生徒を見つめる中、
真っ直ぐ先生だけを見てた私と目が合った





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14→←12 北山side



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設定タグ:北山宏光 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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絵里奈(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2020年10月23日 17時) (レス) id: 0dbf2e6a14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかやま。 | 作成日時:2019年1月25日 23時

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