この人嫌いでクズな僕が可愛いの育てることになりましたぁっ！《おそ松さん》【男主】

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今までの温もりが消え去るとともに、


僕の目の前は真っ暗になった。







「…っうぁっ…」


小さい声をあげて、体を起こす。

そして僕を包み込むこの、罪悪感。




死んだ方が、死んだ方が。

僕なんか、死んだ方が。


カッターを取るため、立ち上がろうとした僕は
今の現実を思い出した。

膝の上に何かが乗っていた。


「ぁ……そうだ…昨日僕、そのまま寝ちゃって…」


消えちゃダメ。


…まだ。





こいつ等がいるまでは……。




その時は、押し止まった。

息を殺して、この気持ちを涙で弁解する。


…この歳になって、よく、軽々涙なんて出るものだ。


なんて、関係のないこと考えて。他人事みたいに。




ぽた、ぽた、と水滴が落ちる。



嗚呼、どうにかしなくては。

泣いてるのがばれないように。

どうにかしなくちゃ。


…僕のちょっとした強がり。




3人をそっと膝から降ろす。


不意に、あの部屋のことを思い出した。



「3人が起きるまで、あそこの掃除でもするか…。」



あ、いい機会じゃないか。


…もう、あの過ちは終わりにしよう。







.






.







「大分、普通の部屋になったかな…。」


起きてから2時間。


やっと掃除が終わった。


涙もいつの間にか止まっていた。



この部屋は僕の隠れ家…と言ったら変だけど…

まぁ、狂った時に入る部屋。




カッターなんて危ないものはゴミ箱に捨てて。

シュッってするやつで匂いも消したし。



気持ち入れ替えよう。



もう、あんな夢、見ないといいな…。

終わったこと、終わったこと…。





「ぎゃぁぁああっ」

「？！」



いきなり大きな悲鳴。


…一応、お隣のお隣さん、いるんだけど

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