【探偵チームKZ】KZの姫は知っている【アーヤ成り代わり】

#006 ページ7

「…あの、すみません……」

「あ?」



上杉くんです。生の。しかもショタみがあります。小３ってこんななの?
脳内が荒ぶっています。ヤバいです(語彙力)

眼鏡似合うなコンチクショウッ!!!
これが…切れ長の冷ややかな瞳か……。私、Mじゃないけど。
アーヤが原作で描写していた景色を、今私が見ている。って私が今はアーヤなのか!うるさいね私!!



「…貴方って何クラスですか?」

「クラス?…秀明でってことか?」

「はい。…貴方の学校のクラスとか、興味ありませんし」



興味ないスタンスで話しかける。
…初対面でこれじゃ、愛想悪すぎかな。まぁでも、媚び媚び系女子よりはマシだよね。上杉くんだもの。



「…三ツ矢Ｃだ」

「三ツ矢?…Ｃって、一番良いとこだっけ?」



スゴいんですねー、と言っておく。
興味無さげ……興味無さげな「スゴいんですねー」だ。
大丈夫、前世じゃあ、担任教師の機嫌をとるために、死ぬほど言ってたんだから……!!



「…何、オマエ。見学?」

「そんなトコです。そっちのも」

「あー……三ツ矢に入る予定だから、よろしく」



……こいつら本当に小３感がゼロだ。

一人は大人びていて、
一人はクソ生意気で、
一人はイケメンに喜んでる。


まぁ何はともあれ、

「ま…案内する」

作戦、成功したっぽくない??

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