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第十九話 ナツ ページ30

「え、なになにナツの話?」

「あいつがどーかしたの?」



上のギャラリーから身を乗り出して言う神楽坂と一条。


「あー、ナツ烏野に行ったんだよ」



あぶねーよと言いながら答える宇佐崎。





「へぇ...ってユズじゃなくて?」

「烏野って小さな巨人のとこじゃねーの?」


「そう。小さな巨人に憧れてるユズじゃなくて何故かナツが来てんの」

「なんだそれ」

「だってユズあれだろ?ブラジルだろ?」







三人の会話に頭を?にしている烏野と音駒。






「じゃあなんでナツいないの?」


「しらね」


という神楽坂と宇佐崎に呆れたような顔をする一条。





「いや、あれだろ編入試験」







その言葉を聞いて焦った顔をする神楽坂と宇佐崎。



「げっ忘れてた!」

「うっわやべぇ」








「馬鹿なの??俺はGWの最初にもうやったよ」

「うわ、なんで一緒に行ってくれないの?」

「キヨが部活あるからGWは無理って言ったじゃん」

「え、キヨ一緒いこーぜ」

「そうだな、リュウ俺たちは二人で行こうか!」







三人が騒いでいるところに澤村が口を挟む。






「あのー、その編入試験ってどういうことだ...?」




それを聞いた三人は驚いたような顔をする。






「え、なになにナツ何も説明してないの?」

「は??恭さんが説明しろっていってたじゃん」





神楽坂と一条が顔を見合わせる。







「あ、やべ俺もしてねぇ」


「「...は??」」






やべーって顔をする宇佐崎を信じられないような目で見る二人。








「えーと、まぁ俺ら今年のIH前にみんな転校するんでその試験ってことです」

へらっと笑って一条が言った。







「「「...はぁ!?」」」






転校というワードに叫ぶ部員たち。





音駒の面子に宇佐崎が詰め寄られている。




それをニヤニヤしながら見つめる神楽坂と一条。







「転校ってどういうことだよ!?」

「なんでだよ!?」

「どうしても転校しないといけないのか!?」





「あー、そろそろ試合始めた方がいいんじゃないですか?音駒今日帰るんでしょ?じゃあ時間ないじゃん」





一条の声で試合がやっと始まろうとする。












「...烏野、面白いらしいぜ」

「まじ?楽しみだな」









獲物を捕らえた鳳凰の目が烏と猫をじっくりと観察していた。

第二十話 変人速攻→←第十八話 お坊ちゃま校



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シマエナガ - ぶりっ子と悪女とモブのヒロインがいる部活とかカオスでしかないから。【ハイキュー】もめっちゃ推してます!これからも頑張ってください!応援してます! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ - めっちゃ面白いですね! 次の投稿待ってます! 執筆頑張ってください! (4月20日 21時) (レス) @page15 id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - とても面白いので、続きがきになります!更新の方をよろしくお願いします!頑張ってください。 (2022年7月27日 16時) (レス) id: ed83340cb6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ - 過去に何があったんだろう…。面白いので頑張ってください!! (2022年7月16日 19時) (レス) id: 8636a40c43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃ | 作成日時:2021年9月5日 22時

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