偽カレカノが知っている

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はーい！

カフェテリアに、いまーす！

何故かって？

ＫＺ会議だから。

遊園地に、行くから。


私は、遊園地に行ったことはない。

父さんが、忙しかったし。

父さんは、仕事で、忙しいのに、学校の参観日や、運動会には、来てくれた。

いい父親だったんじゃないかな。

けど、２年前に外国に行った。

「悪い。急に外国に行くことになった。」

そう言いながら。

寂しい訳じゃない。

別に、行っても行かなくても、どっちでもいいし。

料理できるし。

掃除できるし。

洗濯できるし。

お金、送ってくれるだけで、大丈夫。

若武「おーい、どうしたんだよ？」

あ！

和臣、来たんだ。

遥「考え事してた。」

若武「ふーん。」

遥「何？その興味無さそうな返事。」

そっちが、どうしたんだ？って聞いてきたんじゃん！

黒木「二人とも、早いね。」

遥「でしょー？」

若武「こいつ、めちゃくちゃ、濡れてんだよ。」

あ、忘れてた。

タオルどこだっけ？

鞄の中を漁る。

黒木「はい。」

貴和が、タオルを差し出した。

遥「ありがとう！」

髪の毛を拭く。

若武「いや、髪の前に、服、拭けよ。」

は？

遥「タンクトップ、着てるよ？」

大丈夫だって！

ってか何で、ダメなの？

若武「透けてるままじゃ、ダメだろ。」

和臣が、顔を赤くする。

...何で？

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