出会いの図書館は知っている

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今思えば
君との出会いは運命だったのかもしれない






学校を終えて下校中
私は図書館へよることにした

図書館のシンとした雰囲気がとても落ち着く

私は前借りていた本を返してお目当ての本を探した





あった！

そして手を伸ばす

あはは、届かない
思わず苦笑する
何度背伸びをしても届かないのだ



私のお目当ての本をスッと人の手に渡った



“はい”

開成の制服を着た男子がいた
一目見れば好青年だとわかるくらい美少年だった


“ありがとう”


ただ一言、必要最低限のことを言ってその場を離れようとした


”あの、これ落としましたよ？立花彩さん“


”え？“

見ると図書カードだった

”名前なんで？“



ククククッ
笑う声がしてキョトンとしていると


”図書カードに名前書いてありますから“

”すみません、お名前は？“


”冴島浬。よろしく。よくここにきてるの？”

“はい、落ち着くもので”


“実は俺もです。気が合いますね”


私は少し笑って

”そうですね“
と答えた


このことは仲良くなれそう

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