41.好きなの？ ページ12
『ドリンク用冷蔵庫』と書かれたシールが貼ってあるプラスチックと、鍵が通っているキーリングに人差し指を入れて、クルクルと回しながら調理室へ向かう。
調理室の鍵もセットで通っていて、いちいち職員室に行かなくて良い。
貴「あ、あれ……？あっ！あんずちゃんっ！」
いつもは締まっている調理室が、ドアノブに手をかけてひねると、開いたのでチラリとドアから顔を覗かせ様子を見たら、ビクリと肩をはねて、振り向くあんずちゃん。
貴「あんずちゃんも、スポーツドリンク取りに来たの？」
手をひらひら振りながら、あんずちゃんの近くへ寄ると、コクンと頷きぎこちなく笑う。可愛い。
あんず「…あ、今日A先輩はRa＊bitsのレッスンなんでしたっけ？よ、良かったですね。」
きっと、『良かったですね。』の前に入る言葉は、なずな君と一緒にいれて、が入ると思う。
貴「てへへ……、あんずちゃんは今日どこのユニット？」
照れ隠しとして、あんずちゃんが今日プロデュースするユニットを聞くと、
あんず「え、えと、Knightsのプロデュースです…。
A…先輩は、その、瀬名先輩の事、どう思って、ますか……？」
少し遠慮がちに、何故か泉君の事を聞いてくるあんずちゃん。どうしたんだ？
…まっ、まさかっ！
貴「泉君の事は、少し厳しいお兄ちゃんみたいだな、とか思ってるけど。あ、例えだよ！？あ、あんずちゃん、泉君の事好きなの？」
あんず「いえいえいえっ！」
そう聞くと、首がとれちゃうんじゃないかってくらい、首をぶんぶん横にふる。
ここまで否定されると、泉君悲しんじゃうんじゃないのかな……？
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れるり(プロフ) - みゅーさん» 教えて頂きありがとうございます！更新があまりできていませんが、応援していただけてやる気がでてきました！更新頑張りますっ (2017年12月29日 22時) (
レス) id: 062464fcfd (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - コメント失礼します！55話、「スケジュール張」ではなく「スケジュール帳」だと思います！とても面白くて毎回楽しく読ませていただいています。更新頑張ってください！ (2017年12月14日 20時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れるり | 作成日時：2017年8月3日 15時
