お前と俺のヘヴィーな日常 Ⅲ【蛇山チアキ】【原作無関係】 (ページ15)

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素手喧嘩ページ15

溜息を吐いて未だ泣き続けている狂子に近付く。
蛇「…狂子」
『ぅ、ぅ˝…な、なんだよ』

バチンッ！
振り返った際に右頬へ容赦なく平手打ちを喰らわせるチアキ。
その衝撃か、泣き止み呆然とする。
『………あ？』
蛇「今度は手加減しない、“本気で”喧嘩しようぜ」
そう言われて狂子は暫く無表情でチアキを見つめていたが、
ゆらりと立ち上がって握り拳を作る。
『…最初からそうすりゃ良かったのに』
蛇「会話で説得して解決可能なら、僕はそっちを選んでたけどね。
…化物だの何だの言っても、狂子は友達っしょ？」
直後に、チアキの横から無い風が吹いた。
蛇「ちょ、台詞は最後まで聞けよ！」『聞くかよばぁぁぁかッ！』

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喧嘩を始めた二人から、少し離れた場所で。

ペ「…止めないんですか、マジで殴り合っちゃってますけど」
神「私も嫌だが、こうでもしないと効かないんだよ…」
ペ「いやだからって素手喧嘩とか、Ｍじゃないですよねあの人」
神「彼奴の場合、自罰意識が強いだけだ。殴って殴られて発散させて
喧嘩に夢中になってるなら…」
ペ「あ、裏人格発見、速やかに排除しまーす」「おＫ、任せた」