キセキの世代のお気に入りは裏表が激しいヤンキーちゃん2

No.55 ページ24

主人公side

人体模型君がバラバラになった所から離れて
階段をのぼろうとした｡

のぼろうとした、けど止まってしまった。
だって僕達じゃない誰かが後ろにいたから｡

こういうのって、振り返ったらダメとか
いうけど、振り返っちゃうよね☆←

振り返ると、そこには黒い人の形をした
ようなものがいた。

貴「いちーにつーいて、よーい、ドーーン!!」

クラウチングスタートのポーズをとっていた
皆が、僕のかけ声と共に走り出した。

途中まで一緒に走ってたけど、別れ道に
なって、皆バラバラになってしまった。

ちなみに僕は紫原君と一緒だよ!!
なんか、妖精といると、安心するね!!

紫「あ、（人1）ちーん、あそこの教室入ろー」

貴「うん!!」

そう言って僕達が入った教室は家庭科室だった｡

貴「ねぇ、紫原君、これからどうする？」

紫「ん〜どうしよっか、俺はお腹すいたしー」

そう言って紫原君は何かないか探しに行った｡

そうだ！塩!!家庭科室だから塩ぐらい
あるだろう！

塩を探そうと紫原君の後を追った｡

〜10分後〜

探してるけど、塩らしきものが見当たらない。
っていうか塩どころか紫原君も見当たらない!!
どこ行ったんだよ〜と思いながらしゃがんで
いると・・・

フワッ

体が急に浮いた。ふいをつかれたことと
紫原君がいないという不安感、恐怖心に
押し潰されて・・・

貴「ッ・・・ヒック・・・ッ！」

泣いてしまった。

すると、持ち上げられていたけどおろされ
抱き締められた。

紫「どーしたのー？」

その声は僕が探していた人物だった｡

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