【薄桜鬼】華が散らぬように

花びらが79枚 ページ12

近「斎藤君、A、あとは頼んだぞ」


斎「！…局長、何をするつもりですか！」


近「多くの部下を死なせて生きて帰れると思うか？ここを死に場所と決めたっ！」



そう言うと近藤さんはいきなり走り出した



千・貴「待ってください！」



そう言い、千鶴が近藤さんの羽織を掴んだ



僕は、近藤さんの前に回り込み走れないようにした



近「雪村くん！は、放せ！」


千「嫌です。近藤さん生きてください！ここで近藤さんが死んでしまったら、土方さんは…新選組はどうなってしまうんですか！？」


千「近藤さんが生きてさえすればまた立て直せる。土方さんがそうおっしゃっていました。そして、私は必ず生きて近藤さんを守り抜けと命令を受けています」


近「俺に…生き恥を晒せというのか…？」


千「はっ…」



そう近藤さんが言うと千鶴は掴んでた



近藤さんの羽織を放した



貴「生きて責任を負うことの方が、死ぬ何倍も辛いと思います。それでも、いや、だからこそ生きてください！近藤さん！」


千「近藤さんを信じて集い、死んでいったみんなのために…」


近「雪村くん…A…分かった」


貴・千「はぁ…」


斎「行きましょう」






原・永「はっはっ」



タッタッ



バンッ！



銃声が聞こえたので隠れた



永「見たか？」


原「あぁ。敵の部隊が下がっていくじゃねぇか。何故だ？ここは一気に押すところだろうが。・・・新八、この間に隊士達を引かせろ」


永「よし」



そう言うと同時に２人は走り出した



タッタッ！



バンッ！



原「うぐっ！」



あたってはいないが、避けて倒れた



タッタッ



？「よう、随分と情けねぇ姿だな。色男が台無しだぜ？」


原「不知火！」


不「土佐の連中が抜け駆けしねェように見張ってたら、テメェの姿が見えたんでな。遊んでやろうと思ってよ(ニヤ)」



チャキン



原・不「・・・」





永「引け！振り返るな！走れ！」



敵「オーーーッ！」



永「荒手か？」






風「・・・ん？」



木の上で座っていると何か聞こえた



そちらの方を見てみると



薫が走っている姿が見えた



風「・・・」

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山崎 丞

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