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「…私…Eveのお2人をプロデュースする以前に、プロデュースして見せたことも、した結果を見せたことも、ないですよね…？」
「んもう。君もしつこいね？自己肯定感が低いと人生は楽しくない！悪い日和！
…君が、玲明を訪れて僕達のレッスンを見た時。
僕達は互いを活かせていない、と君は指摘したね。
事実、僕達は互いを活かさないよう…自分ばかり目立つように『わざと』振舞っていた。
君はそれに気づくことができた。それだけだね」
日和さんはなんでもないような様子で手をひらひら振る。
「…？？…すみません…余計に謎が深まったかも…」
「あー、深い意味があるように聞こえるだけで実際、大したこと言ってないんで。大丈夫っスよ」
「ちょっ、ジュンくん！？！」
振り返って日和さんが怒る。
「……ふふ」
「？どうしたの」
「いいえ。なんでもありません。
お二人がそうやって仲良く喧嘩できてるってことは、今日はいい日和なんですね」
「「……」」
ぽかんとした様子で固まる2人。
「…いや、仲良くはないっすよ」
「それもそうだね！じゃ、早いところ玲明に向かおうね！」
「え〜……？」
「車を待たせてるんだから！ほらほらっ、早く！」
学院の廊下を走って校門へ向かっていく日和さん。
承諾も否定もしてないけど、強制ってことかな。
私は天真爛漫な日和さんと、それに呆れるジュンさんを見て、ただにこやかに笑うしか無かった。
ーーーー
「……で、わかりました。私はお二人のプロデュースを承ります。でも、イベントって、なんですか？」
「お月見祭、だね」
「…お月見、祭？」
「うん。夢ノ咲でもシーズンごとにライブとかイベントをするはずだよね？玲明学園にはそういう伝統は無いのだけど…もうすぐ9月ってことで、僕達Eveには十三夜のお月見イベントのライブの仕事が出された。」
「……なるほど。」
「本来はEdenで〜ってことだったんスけどね。
なにせ、Adamはお月見、十五夜、うさぎ、みたいなイメージは微塵もないですから。」
「それなら、トラップユニットである僕達が適任だよね！ってことで、引き受けたわけだね。」
「…お月見……」
「あまり長い時間は用意できないね。
楽曲提供は問題ないけど、コンセプトとか衣装、僕達の練習期間を考えると、あと2週間くらい。」
「3週間ない…!?」
「初任の仕事がハードで申し訳ないけどね。
君が玲明に来なかったのが悪い！……なーんて、酷なことは言わないね」
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るか(プロフ) - 更新ありがとうございます！作者様のタイミングでこれからもよろしくお願いします！ (2021年12月5日 22時) (
レス) @page37 id: 5416661d68 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 久々の更新になってしまい1部の読者の方を不安にさせてしまったかもしれません…今後もかなり不定期でゆっくり亀更新になるかと思いますが、気長にお待ち頂けたら嬉しいです…コメントもありがとうございます！ (2021年12月5日 1時) (レス) @page36 id: a194f605ec (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 続きが気になります！！更新楽しみにしてます！ (2021年7月5日 7時) (レス) id: dc480b39e0 (このIDを非表示/違反報告)
永久 - タイトルが出てきたので読んでみたら、すごくおもしろかったです！更新頑張ってください！ (2021年6月19日 20時) (レス) id: 8eb18355f8 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - ストーリーがとっても好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年6月2日 20時) (レス) id: d436b19204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 x他1人 | 作成日時：2020年1月9日 2時
