お昼寝日和 ページ9
｢……お前達。いつから見ていたんです？｣
｢え？アズールが部屋に入ったとこから全部だけど〜？｣
｢まさか、番を作って帰ってくるとは……それに、5歳上とは。年増好きなんですねぇ｣
｢うるさいな。結構可愛らしい人なんですよ。受け止めはしてくれます｣
｢受け止め｢は｣？｣
｢……人間に興味無さそうですけどね。僕はチワワなんだとか｣
｢チワワっ！？アハッ！アハハハハ！！！アズールがっ！チワワ！！やべぇ！めちゃくちゃ面白ぇ！！！｣
｢んっふ……っ！フロイド、笑っては可哀想ですよ？ふふ、んっふふふ……！｣
｢ジェイドも笑ってんじゃん！あーっ！おっかしいぃー！！！｣
｢腹を抱えて笑うな！お前達なんて、まだゲームのキャラ認識の癖に！｣
｢んふふ……はぁ……笑い疲れました。さて……どういう事ですか？｣
｢彼女の世界では、僕達はゲームになってるらしいですよ｣
｢へぇ〜。じゃあ、テトラちゃんはオレ達の事知ってんだ？｣
｢知ってますね。お前達も、声だけなら既知ですよ｣
｢……あぁ、店内放送の彼女ですか｣
｢え！？そういう事！？｣
｢話が早くて助かります。さて、布団も洗い終わったので、僕は戻りますよ。今日は丸一日オフですし｣
｢……アズール、ちょっと切り替え上手くなってね？｣
｢彼女のおかげ、と言った具合でしょうかね｣
｢追っかけようよぉ！オレ、気になってきたぁ！｣
｢ふふ、あわよくば、お話出来たらいいですね｣
リーチ達が追いかけるのも気付いた上で、敢えて無視を決め込むことにしたアズール。
｢Aさん、起きてます？｣
｢…………｣
｢……完全に寝てるな……｣
｢……んん……ん……？｣
｢おはようございます。起こしちゃいました？｣
無言で首を振り、緩やかに寝返り、ベッドに腰掛けたアズールの太ももに擦り寄るA。
｢……あの、Aさん？｣
慌てた言葉に返事もせず、彼の顔に手を伸ばす。
彼女は頬から髪に手を伸ばし、かきあげる様に撫で、生理的な涙か、泣きながら綺麗に微笑む表情を見せた。
｢……んあぁ、まだ居るね……おやすみ｣
｢…………どういう意味ですか？｣
｢……んー……｣
｢ちょっと、え、ここで寝ます！？はい！？｣
｢……一緒に寝よ｣
撫でた手がアズールの首に周り、引き寄せられる。
｢うわっ｣という声と共に身体は倒れ込み、彼女の隣に横たわる。
仕方ないと諦め、魔法で着替えては、二人して布団に包まれる道を選んだのだった。
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
