姫はじめの影響とか ページ20
「あのさぁ、アズール」
「何ですか?」
「……テトラちゃんの匂い強いんだけど」
「言ってしまいますか、フロイド……あれですよ。陸には「姫はじめ」という文化があるそうです」
「お前達、好き勝手言うな。そっとしておいてくれませんかね?」
「けれども、Aさんがコクコクと船を漕いでいる様なので、僕達としては気になるじゃないですか」
「無理させちゃダメじゃん」
「どちらかと言えば、襲われたのは僕なんですけどね……」
「おや」
「マジで?アズール情けね〜」
「どちらに転んでも貶されるんですか」
「テトラちゃん、眠いの〜?」
「ん……ぁ、ごめ……戻ろうかなぁ……」
「今日は、VIPルームを使う予定はありませんし……そちらに行きますか?」
「うーん……部屋に戻るより、そっちのがアズは迷惑しないかな?」
「今日は書類仕事が主になります。目に入る範囲に居る方が、僕としては楽ですね」
「じゃあ、お言葉に甘えて……」
「Aさん、プライベートな質問をしても宜しいですか?」
「何だい?ジェイ君」
「姫はじめ、なされたんですか?」
「したよ。仕掛けたのは私だけどね」
「やはり……身体を清めても、そういった事をなされた後は、アズールからコロンを借りる事をオススメしますよ」
「……臭う?」
「嫌な匂いがする訳ではありませんが……フロイドも僕も、あなたに好意を持っているんです。刺激が強いと言いますか……」
「あぁ、ウツボは嗅覚が良いもんね。アズには伝えておくよ」
「えぇ。お願いします」
「ジェイド、話は終わりましたか?」
「聞いていたんですね、アズール」
「一部だけですがね。VIPルームの準備が整いました。運びますよ」
「ん」
「ジェイド、フロアは頼みます」
「頑張れ、ジェイ君」
「おやおや……応援されては、頑張るしかありませんね」
「フロイドの世話もですよ」
「わかっていますよ。お任せ下さい」
「良いでしょう。では」
「……ああも警戒されては……さて。どう仕掛けましょう」
「ジェイド、悪い顔してんね。何考えてんの?」
「Aさんに対しての、悪足掻き……ですかね」
「ふーん。なんかわかんねーけど、オレもテトラちゃん諦める気ねーよ?」
「同感ですよ、フロイド」
「あーあ。アズールも許してくれれば良いのに……っ……あ゙ー!テトラちゃんの雌の匂いで頭クラクラすんだけど!」
「気にしない様に、今日は仕事に集中しましょうか」
「わかってるよ、ジェイド」
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» ありがとうございます!!!もう願望詰め放題パラダイス(???)な自己満作品なのですが、喜んで頂けて泣いて喜んでおります!!(セベクボイス)結構お話も長いと思いますので、ぜひ、ご自分に合ったペースで読み進めて頂けると幸いです(笑) (2021年5月6日 20時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち(プロフ) - この作品にすごくハマりました!夢主とアズールの性格と、糖度が好きすぎます!一気に読んだらすぐ終わっちゃうので、一日頑張ったご褒美に読んでますw (2021年5月6日 18時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある誰かの作品倉庫 | 作成日時:2020年12月24日 9時