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貴女『如月さん、その”近付かないで”というのと、高尾君への恋情はどこら辺が結び付いて出来上がったお考え何ですか?』
皮肉っぽくなってしまったのは仕方がない。
”友達”が一緒にいると言うのは普通のことでは?
如月「・・・だって、白咲さんは強いでしょ?
それに高尾くんのことも、別に好きじゃないんだよね?
ならいいでしょう?私に頂戴!」
相も変わらず満面の笑みを浮かべ、悪びれる様子すらない如月さん。
貴女『確かに、私は高尾君が好きだから一緒にいるというわけではないです。』
如月「ほら、やっぱり高尾くんのこと嫌いなんだ!ねっ、いいでしょ?美羽に頂戴!!」
別に嫌いとは言ってないんですが・・・
それと、如月さんってこの状態が素なんでしょうか?
一人称が私から美羽になってます。
貴女『無理ですね。』
如月「なんで!?」
貴女『私は、高尾君が嫌いだなんて一言も言ってません。私は、高尾君が私自身を肯定して、居場所をくれたから友達でいるんです。彼は私の大切な友人です。
そもそも、高尾君は物じゃありません。頂戴だなんて、物扱いしないでください。』
本当に私が高尾君を嫌っていると思っていたのか、如月さんはかなり驚いている。
少なくとも、恋愛感情で好きというわけじゃないってことです。
如月「そ、そんな・・・私、物扱いなんて・・・」
貴女『彼にも意思があります。如月さんが告白しようが何だろうが、最終的には高尾君が選ぶんです。
私に、口を出す権利はありませんから。』
如月「なによ・・・なんなのよ!?
高尾くんのこと、何も知らないくせに!」
なら逆に何を知っているんですかと聞きたくなったが、ここは冷静に・・・
貴女『確かに、私は高尾君のことを知らないのかもしれません。
言い訳がましいけれど、私には私の領域が。彼には彼の領域がある。
探られたくない事の一つや二つ、人間ならあって当然かと。』
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匿名希望 - 続編のパスワードを教えていただいくことは可能でしょうか。 (4月16日 16時) (レス) id: eabc278b73 (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - 続編が気になるのですがパスワードを教えていただきまさんか。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
理菜(プロフ) - 続編のパスワードを教えていただけませんか? (8月11日 15時) (レス) id: e915ea8413 (このIDを非表示/違反報告)
kikuti0914sora(プロフ) - 続編のパスワードを教えてもらうことわ可能でしょうか (2023年4月22日 17時) (レス) id: 0949eefd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸 椿 | 作成日時:2019年6月17日 20時