検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:152,527 hit

40 ページ43

昼休み終了の鐘が鳴る前に教室に戻る。


さっきの微かな物音、あれは気のせいだったのだろうか?


まぁ、気にしても仕方がないと思い、次の授業の用意をする。


次は・・・数学、じゃない。算数。


中学以降はずっと数学と呼んでいたから、今もそれが抜けない。


これは個人的な意見ですが共感してくれる人は多いと思ってます。


中一の頃は通学カバンをついランドセルと呼んでしまうものです。


そんなことを思いながらテキパキと授業の用意をする。




ふと気付くと、目の前には茶髪で夕日のような瞳を持つ少女がいた。




・・・・・誰だっけ?(忘却)


胸元についている名札を見てやっと思い出した。


・・・あぁ、如月さん。何話ぶりですかね?(メタ)


久しく見ていなかった気がする。


貴女『・・・何か?』


簡潔に問うと如月さんはニコ、と笑みを浮かべながら口を開いた。


如月「ねぇ白咲さん。ちょっと来て。」


おや?この展開、覚えがありますよ?
また何か変な釘をさされるんでしょうか。


しかし、考えるのも面倒。相手は子供だし・・・
何かあっても大抵なんとかなるか、と軽く思って如月さんについていく。







如月「私ね、高尾くんのことが好きなの。」


いや、空き教室に連れて来られたと思ったらなんのカミングアウトですか?
私に言ってどうするんです?
本人に言ってあげてくださいよ。


貴女『はぁ、そうですか。用件はなんです?』


如月「協力して?」


貴女『・・・どうしろと?』


如月「高尾くんに近付かないで。」


わ た し に 言 わ れ て も


と言うかちょっと怖いんですけど。
何が怖いかって、ずっとニコニコしてるんですよ如月さん。


私なんて無視してさっさと告白してくれば良いじゃないですか。
それだけ可愛い顔をしているのなら即OKでるでしょうよ。

41→←39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (119 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

匿名希望 - 続編のパスワードを教えていただいくことは可能でしょうか。 (4月16日 16時) (レス) id: eabc278b73 (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - 続編が気になるのですがパスワードを教えていただきまさんか。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
Cーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 (10月10日 16時) (レス) id: 43bdb2981e (このIDを非表示/違反報告)
理菜(プロフ) - 続編のパスワードを教えていただけませんか? (8月11日 15時) (レス) id: e915ea8413 (このIDを非表示/違反報告)
kikuti0914sora(プロフ) - 続編のパスワードを教えてもらうことわ可能でしょうか (2023年4月22日 17時) (レス) id: 0949eefd09 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彼岸 椿 | 作成日時:2019年6月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。