コンビニの店員に恋をしました【黄瀬涼太】

店員さん 19 ページ21

Aside*


そのあと、その赤髪くんに「ここです。どうぞ」なんて紳士な対応をされ感動しつつも、体育館に入った。








私は赤髪君にお礼を言い、体育館を眺めた。









出た言葉は





「やっぱり広いなぁ」









母校のクセに体育館なんてひとつしか入ったことないんです。








だから、この体育館に入るのは初ということになる。









バスケ部は前から強いと有名な事くらいしか知らなかったから、見るのも初めてなのです。








すると、カラフルな色をした頭の男の子たちがゾロゾロと部室から出てきた。








そしてまず、私の目に入ったのは黄色の髪をした、









そう。黄瀬くん__________。









気づいてくれるかな、と思っていたら地黒の青い髪の毛をした男の子と目が合った。








何を話しているかよく聞こえないけど、黄瀬くんの背中をバシバシ叩いてる。









そうしたらね。







黄瀬くんと目が合った。









私のことを気づいた瞬間黄瀬くんは走ってこっちに向かってきた。








なんか、ワンちゃんみたい。可愛い。








可愛いなんて男の子は言われたら嫌だろうから、言わないでおくことにした。笑

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