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#.144 ページ37





治香side




安吾「今頃ですかね…"記憶が消え始めているのが"」


蛍「ここまでする必要あったんでしょうか。ただあの人が辛くなるだけですよ…」


治香「遺書に書いていたことを本当に実行するなんて…」






遺書には、

涙を流して意識を失ったその時

荻原洸司の異能力を使って私と関わってきた人全ての人の私と会ったことの記憶を消す。

と記されていた。





今頃E組の生徒さん達は焦っているだろう。

そして_____





種田「意識を失ってから半日休まず使い続ける同時に寿命も縮められ、桜庭Aはそのまま命を落とす」







蛍「治香…!!!」

治香「離して…!嫌よ!!先輩は私にとって命の恩人で大事な人なのに…!!黙って死ぬところなんて見てられない!!!」




無理に行こうとすると蛍くんに阻止され止められる。





種田「Aの望んだことだ。治香。」

治香「うっ……うぅッッ…」






先輩ッッ…
どうしてジサツを選んだんですか……?
あなたはまだ生きたかったんじゃないんですか…?
ねぇ…応えてくださいよ……




私の声はもうあの人には届きやしない…
なぜなら___




























業side




烏間「……息を引き取っている」

殺せんせー「にゅッッ…!!」




烏間先生はAさんの首に手を当てたのちゆっくりと離してそう言った。





死んだ…?Aさんが…?
意識がないだけじゃなくて…?





茅野「うっ嘘だよ…!!だって2ヶ月余命あるし!!」




俺達はとりあえず公園について草がある方にAさんを下ろした。

肌が学校を出た時より白く冷たくなっていた。





気づけばみんなAさんに声をかけていた。




倉橋「Aさん起きて…!!」

貴女『……』

神崎「…?起きて!!目を開けて…?」

貴女『……』





寺坂はイラつき胸ぐらを掴んで叫んでいた。






寺坂「おい起きろっってんだよ!!!」






それでも彼女は無反応だった。













____そう、この時点で桜庭Aさんは死んでいた。

齢25歳にて。




こんなあっけなく死ぬなんて。

何も言わずにお別れも言えないで引き取るなんて。

















桜庭Aさん………





あれ……





桜庭Aさん……?







桜庭………A……って





























【誰だっけ】






#.×××→←#.143



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向日葵蜜柑 - こういうの好きっス 尊敬してます!! (6月17日 8時) (レス) @page39 id: b6e25e049a (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - 泣いた、凄い❣️ (2023年2月2日 19時) (レス) @page39 id: 1eed7975f0 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 最ッ高です!泣きました! (2022年2月8日 18時) (レス) @page40 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
らみ(プロフ) - 作者様ぁぁどんだけ私を喜ばせたら気が済むんですかァ!!ちょっと嬉しすぎて天国行きそうです (2022年2月6日 19時) (レス) @page40 id: 9f46023976 (このIDを非表示/違反報告)
ゾア(プロフ) - おぉっとぉ……? (2022年2月6日 16時) (レス) id: 1f5360b9e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嘉代15 | 作成日時:2019年4月28日 17時

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