透明人間は人間に入りますか？【デュラララ】 (ページ8)

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07認識していないのはページ8

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「ドタチンって誰なんですか？」

会話の途中で出てきた『ドタチン』という単語に疑問を抱いた弥生達の問いにじゃあ近くにいるから会いに行こうということになった…

「ドタチン！お待たせ～」

歩いて少しの駐車場で狩沢が黒いワゴンの近くに立っている帽子を被った男の人に声をかけた。

本当に近かったなと学生達は思ったことだろう。

「その呼び方やめろっ！………んで、後ろの三人は誰なんだ？」

彼が口にした人数に一同はまたかと声を漏らす。

「Aはどれだけ認識されてない……ってあれ？」

稀代が振り返ってみたけれど、いつもなら反応をする人物の姿はいない。

「いつの間にいなくなった！？」

帽子の男と同じく車で待機していた少し長い髪を真ん中で分けた男以外の声が一致した。

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自己紹介と状況説明をしたところで今まで来た道を戻るということに決まった。

「あ、シズシズだー！」

駐車場近くの道を歩く金髪でバーテンダーの服を着た男に狩沢はおーい、と手を振った。

そう、彼こそが今まで何度か話に出てきた平和島静男である。

「ん？門田達じゃねーか、クソ虫を見なかったかなんか臭ーんだ」

平和島は一行に気づくと側にやって来て高校時代の同級生である門田に話しかけた。

「腐の匂いかい！？」

「シズイザかい！？」

しかし二人の間に門田を押し退けるようにして割り込む女子達、心なしか目がキラキラと輝いているように見える。

いや、明らかにキラキラしている！

「お前らは友達探すんじゃなかったのかよ…」

門田はそんな彼女らに呆れため息をついた。

「友達？」

事情を知らず疑問符を浮かべる平和島に弥生はAとはぐれた事を教えた。

「そいつは大変……っ！」

ふと周りを見た平和島はどうやら何かに気づいたようで…？