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06散策 ページ7

夢主side



どーもです。Aです。




ただ今、はぐれた友達を散策中です。




「皆どこ行ったんだろー?」




自分がいたところを中心に曲がり角とか探してみたけど見当たらない。






もう、皆して迷子か?困ったものだね!




あ、手帳もどうにかしないといけないんだった。




折原さんのと決まったわけじゃないし交番に届けた方がいいよね。




あ、弥生ちゃん達に連絡すればいいじゃん!




そうすれば、居場所も分かるし折原さんの連絡先知ってるか聞けるし一石二鳥!




と一人でぶつぶつ言い続け解決方法を見出だした私は、端から見れば怪しい人だろう。




幸い今は路地裏に居るので誰も見ていないのだ!




「やあ」



「っ!……折原さん」




携帯を取り出したところで急に声をかけられ驚いて落としそうになった。



誰も居ないと思っていたのに…!




「ごめんね驚かせて。ところで俺の手帳見なかった?」




「あ、見た…ですよ、これですか?」




拾った手帳を見せると折原さんはそうそうと言って受け取ってくれた。



危ない危ない敬語外れかけた。相手年上だぞ……たぶん、いや絶対。




「お友達はどうしたの?」



私が一人なのに気づいたのかそう聞いてきた。




「なんか、置いていかれたみたいで…」



「影が薄いから?」



諦めたように言えば、いたずらっ子のような笑みを浮かべる折原さん。




「あはは、そう疑いたくなりますね」



そう、自嘲しながら答えた。



「まあまだ、近くにいると思うので大通りに出て探そうと思います」




手帳の持ち主も見つかったし、これで心置きなく稀代ちゃん達を探せる。



まあ、連絡するだけで済むのだけれど…




「良かったら、探すの手伝おうか?」



ふとそんなことを言われたから驚いてしまう。



「っ!いいy……っですよ!悪いです!」




またもや敬語が外れかけたのを無理やり直しながら、首を横に強くふって申し出を断る。




そんな私に気にした様子もなく折原さんは言った。



「別に気にしないでいいよ、俺もドタチンに会いたいだけだし、さあ、行こうか」



「え……あ、はい!……ってドタチンさん!?」



え?誰だっけ?っていうかなんでその人関係あるの?え?えっ!?



頭に疑問符を浮かばせていると折原さんは先を歩き出していて慌てて後を追いかけた。

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作者名:儚きPIERROT x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=h0ak9an0ai6  
作成日時:2015年5月17日 17時

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