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35存在するのにしない者 ページ42
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仕事をしていた折原臨也は操作していたパソコンから顔を上げた。
粟楠会の幹部、四木春也と会う約束をしていたのを思い出したからである。
もちろんそれはAAも一緒にということで彼女にその事を伝えようとしたのだ。
しかし、向かいのデスクにお目当ての姿はいない。
そこで初めて折原臨也は今日一度もAAの姿を見ていないことに気が付いた。
だが、そもそも彼女と最後に話をしたのはいつだっただろう?という考えが頭に浮かぶ。
しばらくその思考に頭を働かせていたがついにその答えが出ることはなく、見切りをつけて携帯で連絡を取る。
しかし電話は数回のコール音の後留守電に切り替わった。
「放置しすぎて愛想つかれちゃったかな?」
現状に焦ることなくむしろ楽しむように呟くと折原臨也はハンガーにかけてあるコートを手に玄関を開けた。
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作者名:儚きPIERROT x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=h0ak9an0ai6
作成日時:2015年5月17日 17時