透明人間は人間に入りますか？【デュラララ】 (ページ28)

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夢主side

二人の話は立ってる足がもう限界！ってなるまで終わらなかった。

やっと終わった……遅いよ、足痛いよ

よく耐えられるね四木さん以外の立ってるお兄さん達。尊敬するよ。

流石大人だね！

………前言撤回、大人でも出来ない人私知ってたや。

「さて」

帰ろうかと席を立って私の方を向いて言う折原さん。

え？マジで私必要なかったんじゃね？

「アハイリョウカイデス」

思わず変な返事をしてしまった。

返事をした直後、部屋にいた私と折原さん以外の人が息を呑んだのがわかった。

私の返事が余程可笑しかったの！？

「……折原さんそちらの方は？」

しばらくの沈黙の後四木さんが口を開いた。

四木さんその質問遅くない！？普通私たちが部屋に入ってすぐに聞く質問だよ！？

「少しの間俺のところで働いてもらっている子ですよ。ずっと後ろにいたんですがね」

質問に対して淡々と答える折原さん

え？もしかしてまた認識されてなかったの？

「いや全く気付きませんでした。自分は四木春也といいます以後お見知りおきを」

四木さんの言葉の内容はいたって普通の自己紹介のはずなのに私は言葉に詰まった。

だって目が！目が怖い！顔は笑顔だけど目がスッゴイ睨んでる！

まさに蛇に睨まれた蛙と鷹に会った雀と猫の前の鼠状態！

「まぁ、少しの間なのであと3日で終わってしまいますがね」

「ほう、それは困りましたね…」

折原さんが言うとさらに目を細めた四木さん

何！？何なの！？

「………ぁ、あの…」

なんとか声を出すけどほとんど空気しか出てない！

私これからどうなるの！？

打ち首？晒し首？人生終わるの！？終わっちゃうの！？

そんなパニックの私に四木さんは言った。

・

・

「その期間、長引かせてくれませんかね？」

………何だろう。当たらなくて良かったような外れて残念なような…死なずに済んで良かったけどさ！