20打ち合わせ ページ23
夢主side
連絡すると、やはり場所は合っていて今はもう折原さんの仕事場に上がらせてもらっている。
「これ履歴書、雇われるには必要かなって思って」
学校のカバンに入れていたファイルから1枚の紙を取り出す。
「へぇ意外と律儀だねぇ」
私から受け取った紙を眺めながら折原さんは答え、雇用証明書と書かれた紙をデスクから出した。
「はい。時間は好きに決めてくれていいから」
いいんだ……そうか学校があるからその辺のこと考えてくれてるのかな?
なら平日はここに来るまでの時間を考えると4時半から四時間。休日は…
そんな調子で渡された紙に記載していった。
・
「一週間だしこのくらいかな?」
勤務時間が決まって次はお金の話。
正直、そんなに高くなくても良い。最低賃金さえ超えていればね?
お菓子やグッズは滅多に買わないし続刊を購入してる本は五冊程。月二千で足りるんだよね。
そんなことを考えながら折原さんが提示した金額を見ると言葉が出なかった。
え?週給だよね!?この額はあまりにもおかしくない!?
ブラック企業ならぬホワイト企業だよ!?
この人、金銭感覚大丈夫か?
「気に入らなかったのならもう少し増やす…」
「いえいえ逆です!多すぎです!」
これ以上増やすとか何なの!?
あんまり貰いすぎると何のバイトか怪しまれるんだけど!?
でも、こういう人は多分細かいお金にしたら めんどくさいって言いそう…
確かアルバイトは最低賃金は900円と少しだったはず、一週間で切りの良い額なら…え〜と……
「この金額で!これ以上は受け取りませんから!」
と、10秒足らずで計算した私を誰か誉めて…!
*****
いいなぁ時給最低金額907円…東京で働きたい…
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作者名:儚きPIERROT x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=h0ak9an0ai6
作成日時:2015年5月17日 17時