16ショウジキ ページ18
夢主side
そういえば私が気を失っている時どうだったの?
翌々日、(つまり月曜日)にいつもの三人に聞いてみた。
首は激しく振らなければ問題なく、大声を出しても違和感はあるけど痛くはない。
………激しく首を振ることなんてないからつまりはもう大丈夫ってこと。
話を戻して土曜日の事だけど、三人が言うには…
折原さんの知り合い(後の岸谷先生)が医者をしているからそこに運ぼうということになったらしい。
そこで絵理華さん達の連れの車で運んでもらうことにしたのだ。
平和島さんは物を投げた本人なのでお詫びのため着いて行くということになったのだが折原さんも行くと言い出したのだという。
「『シズシズとイザイザの愛の逃避行!これは着いていくっきゃない!』
と狩沢さんが言っていたんだけど『はいはい、人数多いからお前らは留守番』
って門田さんに止められててね、あの人は保護者…いやオカンだね」
咲良ちゃんは感情豊かに話すから分かりやすいんだよね……時々脱線するけど。
そうそう、門田さんがこの間の会話にあったドタチンさんだということも教えてもらったよ。
んで、平和島さんと折原さんは近くにしたらダメと言うことで話し合いの結果、
折原さんと咲良ちゃん稀代ちゃんを一番後列に平和島さんを助手席に座らせ、私は弥生ちゃんの膝枕で寝かしたとのこと
ちなみに門田さんが運転したらしい、なんと親切な方だ。
「……なんか色々大変だったんだね」
一通りの説明を受け、最初に出たひとことだ。
後の話はほとんど折原さんが平和島さんにちょっかいをかけた話だったから。
折原さん悪すぎない?平和島さんが不憫だよ?あと周りの人も。
私そんな人にバイト誘われたの?何それ怪しっ!
まぁ、そんな話を聞いていたとしてもバイトの話は受けたけどね。
「せっかく説明したのに他人事みたいな反応だな。詫びとか礼とか言えよ、むしろ奢れよ」
稀代ちゃんがそう言ったけど説明してないじゃん!してくれたの咲良ちゃんだよ!
「反省してるしお礼も言ったよ!?」
もちろん咲良ちゃんにね!
「じゃあ奢れ」
「……それ奢って欲しいだけでしょ?」
「そうだけど?」
ショウジキデナニヨリデス…。
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作者名:儚きPIERROT x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=h0ak9an0ai6
作成日時:2015年5月17日 17時