13昼食 ページ15
夢主side
それから少し話をしてたら咲良ちゃんが時計を見て呟いた。
「あ、もう1時過ぎてる…」
え!?もうそんな時間!?
「私、お昼まだなんだけど…」
湿布のおかげか大きな声は出せないけど普通に話せるようになったんだ〜♪
「オレらもだよ、誰のせいだと思ってんの?」
「私ですねごめんなさい…」
反省してるから稀代ちゃんお願い睨まないで!
それにしても もう1時なのか
確かアニメイトを出たのが11時過ぎで皆が迷子になる少し前が11時37分(携帯で確かめた)だったから…
あれ?もしかしなくても私、1時間程眠ってた?
それじゃあ帰るかとソファから立ち上がり少し伸びをする稀代ちゃんに続いて皆も立ち上がる。
「これからお昼食べるのめんどくさいなぁ…」
「でも夕食まで待つのもねぇ」
咲良ちゃんが気だるげに言うと弥生ちゃんが賛同する。
「じゃあ、どっかで軽く食べてく?」
私が提案をすると稀代ちゃんがこちらを向いた。
「いいよお前が奢ってくれるなら」
……迷惑かけたお詫びに奢れと?
「ちなみにAさんの家は私たちと逆方向だよ」
「え?そうなの?」
弥生ちゃんに言われて地図アプリで確認すると稀代ちゃんたちはここから池袋駅方向に私はその反対方向に家がある。
いつもなら気にせず食べに行くけど、首も痛いしこのまま帰るのが得策か…?
「帰ってから食べるよ」
お詫びはまた別の機会ということにして、ね。
「……チッ」
「舌打ち!? アイテテッ…!」
しまった首に響いた…
「自腹になるならオレは帰る」
「はいはい、稀代が帰るなら私も帰るかな」
「オーケー」
私に構わず三人は普通に会話する、酷いな!
「じゃあ静ちゃんはその三人を送っていってよ」
俺はAちゃんを送って行くからと私の肩に手を置いて言う折原さん。
………え?
「いや悪い…」
「何でテメーに命令されなきゃいけねーんだよ!あとその呼び方やめろ!」
悪いですよと弥生ちゃんが言いかけたのだけど平和島さんの言葉に遮られた。
「テメーはいつもいつも…!」
……このままだと喧嘩という名の災害が来そう…
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作者名:儚きPIERROT x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=h0ak9an0ai6
作成日時:2015年5月17日 17時