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涼介side
...こいつが言ってる意味がわからない
世界をやり直す?
俺が?
何を?
何もわからない...
俺は一体なんなんだ!?
分からないのに...
《あみ》
その名前だけが何故か俺の頭の中を駆け巡る
涼介「...か..な...」
??「え...?」
涼介「...わからない...わからないんだよ...俺は...誰なんだ...?」
??「...お前は、お前だ。他の誰でもない。本当に...何も知らないんだな...」
涼介「教えてくれ...教えてくれよっ!!俺はっ...俺はなんなんだよっ!!」
??「落ち着いて!...わかった、わかったから...落ち着け...強く言いすぎた。悪かった...」
涼介「ふぐっ、ぐすっ...誰か...教えてくれよ...」
??「...お前が本当になにも思い出していない以上、夢の中でパニック状態にする訳にはいかない。もしかしたら俺がみせてきた夢が頭の中のどこかでストッパーがかかってお前にしっかりと伝わらなかったのかもしれない...原因は分からないけど。」
わかんねぇよ
俺は誰?
なんでここにいて、こんな訳の分からない事聞かなきゃ行けねぇんだよ
??「あっと...時間か来た...今日はここまでだ。また明日、お前が眠りについたらここに来るようにしとくから...その時にまた話す。」
涼介「...へ?ちょっと待て...」
まだ聞けてないことがある
そう言おうと思ったのに、目の前は霞んでいった
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作者名:有谷 彩涼 | 作成日時:2019年6月21日 20時