お隣さんは男装女子！？part3【おそ松さん】

第123話　プロレス技フルコースは受ける方もキツいがする方もキツい。 ページ32

『私カラ松さんのお陰でプロレス技すっごく上手くなっちゃいますね』

「…………」

『カラ松さーん？』

気絶しているのか失神しているのかは解らないけど、とりあえず反省したかな？……しかしやり過ぎたか？

私がそう思った瞬間、スパンと襖が開いた。

「何か凄い音してたけど大丈夫……って、えぇ〜……？カラ松ぅ……？Aちゃん何したの？」

襖を開けて出てきたのはチョロ松さんだった。

『え？何したの、って……勿論、プロレス技の練習台になって貰ってただけですよ？』

「いやいや、可笑しいでしょ。プロレス技をしてそんな……気絶してんのか失神してんのかは知らないけど！そんなのになる普通？」

『解らないですよ？やってみましょうか？』

「ア、イイデスゴメンナサイスミマセンデシタ」

『どうしてそんな片言なんですか？』

「何でって……そりゃこわ……んﾞっんﾞ！と、とりあえずその野郎を回収して寝ようか。枕ぐっちゃぐっちゃだけど」

目線を合わせずにチョロ松さんはそのまま襖を閉めて行ってしまった。

……ぅおい！この見るからに重たそうなゴリラをか弱い乙女に運ばせるっていうの！？シコ松この野郎！『シコ』って未だに何なのか知らないけどなっ！

私はちら、とゴリ……じゃねぇ、カラ松さんへと視線を向けた。

毎日鍛えてあるのか知らないが、見るからに堅そうな筋肉、がたいの良い体、さっきの壁ドォンされた時の力……。

うん、無理。運ぶだなんて、無理。

『どうすれば良いの……』

まぁただ単純に人を呼べば良かったんだが、このあんぽんな私にはその考えが無かった。馬鹿じゃねえの。馬鹿じゃねえの。(※大事なので二回言いました)

どうすれば起きるかな？喜ぶ事すれば起きる？？んな訳……あるかな？

まあこのあんぽんな私はあんぽんな考えを実行しようと思った訳です。本当にあんぽん。

男の人が喜ぶ事……そうだなぁ。どっかの雑誌で見たけど、男の人は『お兄ちゃん』って呼ばれるのが好きらしい。ふむ、成る程。早速やってみるか。
＿＿
次回の男装女子はー？
Aですー。次回は『A、ついにお兄ちゃん呼びをする』、『カラ松、目覚める』、『枕ぐちゃぐちゃ過ぎて眠れない(´・ω・`)』の三本でお送り致しまーす！来週もまた、見て下さいね！じゃんけん、ぽんっ！ｳﾌﾌﾌﾌﾌﾌ。
色々とヤバい(確信)

第124話　『お兄ちゃん』って呼ばれるなら何でもしてあげたくなるよね。→←第122話　こういう事を油断大敵と言うらしい。

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