第56話 六つ子で片付けをやっても片付かない ページ9
私が襖を開けると、居間は散らかっていた状態だった。
よく見ると、襖も穴が開いている。
何があったのかなんて知りたくもない。←
私がポカーンと口を開けて見ていると、チョロ松さんが大慌てで私を廊下に出した。
「ちょっ、ごめん!今散らかっててっ……!直ぐ片付けるから!!」
『い、いえ大丈夫です……』
私がまだ状況を呑み込めずに廊下につっ立っていると、松野さん達の声が聞こえてきた。
「早く片付けて!!早く!!十四松、何で素振りしてんの!?」
「1285!!1286!!」←
「素振りし過ぎだから!!おいっ、このエr本誰のぉぉおおお!?」←
「あ、俺のwごめんw」←
「クソ長男、「俺のw」じゃねぇよ!!ってかその子可愛いな畜生!!」←
「俺の彼女()に何て事を言ってるんだ!!」←
「彼女じゃねぇだろぉぉおおお!!」
「フッ……俺の彼女()で争うのはやめてくれないか……」←
「「お前のかぃぃぃいいい!!」」
「おそ松兄さんのじゃ無かったの!?」
「カラ松と同じエr本買う俺って……。ってかじゃあ俺のは!?……あ、ここにあった」←
「早よ片付けんかぃぃいいい!!」
「兄さん達、早くしてくんな〜い?」←
「お前も手伝えよ!!」
「え〜、僕、汚くなるからイ・ヤ・だ(はぁと」←
「何が「(はぁと」!?腹立つからやめて!!」
「…………」
「せめて何か言って一松!!てか手伝って!?」
「おい!このレイカの写真集どうすんだよ!!」←
「レイカじゃなくてにゃーちゃんだって言ってんだろうがぁぁぁああああ!!!」
『はは、は……』
……聞かなかった事にしよう。←
おそ松さん、誰ですかレイカって。←
パッと見だったけど、どれだけ散らかってるんだろう、居間。
何だかんだ言って手伝ってるおそ松さんとカラ松さん、兄っぽい。
あ、兄だった。←
私が苦笑いしながら待っていると、襖がスパァンと開き、チョロ松さんが息切れしながら居間から出てきた。
「ど、どうぞ……」
『な、何かすみません……。お邪魔します……』
「Aちゃん、さっきはごめんね?」
『ア、トド松サン。大丈夫デスヨ。全然。全ク。意識シテナイデス。ハイ』←
「「「(うわ解りやすい……)」」」
私の下手くそな演技に、全員内心呆れていたなんて、私は知らない。
__
漫画喫茶でおそ松さんのバレンタインのポスター見つけて、ずっとポスターの前でニヤニヤしていた気持ち悪い私。←←
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ショコラ - 第65話の「溢してる」は「溢れてる」じゃないでしょうか?? (2018年1月18日 12時) (レス) id: 0c05feb430 (このIDを非表示/違反報告)
ソエル(グラデ松が好きすぎて鼻血がガチで出た人間) - ロリィのかい 水玉●●ーボーイみたいっすねー!!! (2017年1月1日 8時) (レス) id: e5d5f3a62f (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - えるつんさん» ぬおおお返信遅れてスミマセンンンンンン(( まさかえるつん様・・・・・・最俺を知ってるとはっ!フジィ!!フジ好きだよ好きだけどごめんね北のヤンキーの方が好きなんだ(( すっ、素敵な作品だなんてぇ・・・とんでもございません!!ありがとうございます!! (2016年12月28日 0時) (レス) id: 50c053d93a (このIDを非表示/違反報告)
えるつん - フッジサーンだと…。フジ…あ、なんかフジとチョロ松って突っ込みやくで気が合いそう…。素敵な作品あざす! (2016年6月26日 20時) (レス) id: d306f97df7 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - 違うよ、神r【自主規制】ちゃん……!私が欲しいのはそのモジャの本体だ……!!←← だがしかし、髪はむしっていくぞ。←← 「あ"あ"あ"ぁぁ俺の髪がァァアア!!」←← あれ?どこぞのモジャが嘆いている……。←← (2016年5月8日 21時) (レス) id: 001fe28574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年3月7日 22時