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「やっほ、こないだはほんとごめんな。松代がめっちゃお礼言ってた。」

「別に気にしなくていいのに。」



がさ、と紙袋の音と共に登場したのは今日も今日とて赤色パーカーが似合うおそ松くん。


私の隣の席に腰掛けるとそっと紙袋を私の横に置いた。




「ん、松代からお礼。」

「ええ、別にいらないって…。」

「いいから受け取れって!」

「うう、…お礼言っておいて…。」



申し訳なさそうに紙袋を手に取るとお母さんの顔を想像して自分でも一度お礼を言う。


「おそ松くんもお手伝いしなきゃ駄目だよ?」

「あー、はいはい。たまーにしてるって!」

「そのたまーにの頻度はどれくらいなんだろうね〜。」

「ヒジョーにキビシー!」



昔のノリでおちゃらけるおそ松くんに思わずくすくす笑う。

ううん、おそ松くんが輝いて見えるぞ。

私の満足そうな顔を見て頬を緩ませたおそ松くんは競馬新聞を手にすることなくそのまま立ち上がる。



珍しい、いつもは競馬新聞を読んで帰るのに。



それじゃなきゃおそ松くん滅多にここに来ないし。




「おそ松くん、今日はこれだけ?」

「まぁね〜。最近松代が競馬新聞取ってくれるようになったし。」

「ふーん、そっか。」



そんな、何気ない会話を続けておそ松くんは手をひらひら振ってその場から去っていく。



なんだか、その後ろ姿に違和感があって首を捻るけれども残念ながらその違和感には気づけなかった。





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あやめん - 神か………… スッゴい面白かった! (2018年5月16日 21時) (レス) id: 484bc4ca56 (このIDを非表示/違反報告)
猫きーちゃん(プロフ) - 神小説きたあああああああああああ (2018年5月7日 18時) (レス) id: 53cbda7169 (このIDを非表示/違反報告)
まんねんみ(プロフ) - めっちゃ面白かったです! (2018年5月2日 17時) (レス) id: f6a1ac4a43 (このIDを非表示/違反報告)
みんちゃ。(プロフ) - やはり毎回面白いです。また楽しみにしてます! (2018年4月30日 21時) (レス) id: 761e184520 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来夢*゚ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2018年4月30日 20時

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