【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第二十八訓 ページ30

『赤い着物の女ねぇ…女性、それも幽霊とは…ふむ、美人さんなら是非とも心中に誘いたいけど』



沖田「幽霊はもう死んでるから無理ですぜ」



『あ』



新八「でも怪談か……確か、そんな怪談ありましたね」






おや？チェリー君…じゃない。新八君、怪談の事知っているのかな？てかそんな階段あったっけ？私は聞いた事ないけど。






『怪談？』



新八「僕が通ってた寺小屋で一時期そんな怪談が流行ったんですよ……えーと、何だっけな？夕暮れ刻にね、授業終わった生徒が寺小屋に遊んでるとね。

もう誰も居ないはずの校舎に…赤い着物着た女が居るんだって。それで何してんだって聞くとね…」






新八君が続きを言おうとした瞬間。








.









＿＿＿＿＿＿「ぎゃああああああああ！！！！！」





『？！』







近藤さんと思わしき悲鳴が響き渡った。有事だと思い、とりあえず条件反射で全員トイレへと走った。



確か近藤さんには神楽ちゃんがついていた筈だけど……。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿






＿＿＿







『神楽ちゃんどうしたのっ？近藤さんは＿＿＿』



神楽「あ、A！チャックに皮が挟まったヨ！」






へ？チャック？






土方「っち、退け！！！！」








＿＿＿＿＿＿ドォンッッ、！！








流石になりふり構っていられないと判断したのか、強硬手段として土方さんがドアを足で蹴破り壊した。



中では……






近藤さんが便器の中に頭を突っ込んで逆さまになっている状態だった。






………………え？








.










銀時「……なんでそーなるの？」







………………うん。本当にね。







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿






＿＿＿







近藤「う…あ、あ…赤い着物の女が…う、来る…此方に来るよ……」






はい、遂に近藤さんも魘されてしまいましたー。ヤバいね。そろそろ信じざるを得ないんじゃない？






銀時「これはアレだ。昔泣かした女でも見たんだろ」



土方「近藤さんは女に泣かされても泣かした事ねェ」



銀時「じゃあアレだ。オメーが昔泣かした女が嫌がらせしにきてんだ」



土方「そんなタチの悪い女相手にした覚えはねェ」



『土方さん女性を泣かすなんて億死ですよ。火炙りですよ。バーナー貸しましょうか』



土方「だから泣かせてねェよ！！」










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