【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第二十七訓 ページ29

まあ最終的に全員降ろした。ウケたけど流石に可哀想だったしねー。可愛い神楽ちゃんがあのままっていうのもね。






土方「本当ならテメーら皆叩き斬ってやるトコだが…生憎テメーらみてえのに関わってる程今ァ俺達も暇じゃねーんだ消えろや」






すると降ろしてもらった三人は、ジトッとして土方さんの方を向いた。やだー、降ろしてやった恩忘れたりしてないよね？






銀時「あー幽霊怖くてもう何も手につかねーってか」



神楽「かわいそーアルな。トイレ一緒に着いてってあげようか？」



近藤「武士を愚弄するかァァ！！トイレの前までお願いしますチャイナさん！！」



土方「お願いするんかいィィ！！！」






そうして近藤さんと神楽ちゃんは二人はトイレへと歩いて行った。いいんか。近藤さんそれでいいんか。そんな情けない姿部下の目の前で堂々と晒していいんか。


…まああの人歩く恥部みたいなとこあるからな。大丈夫か。






土方「……はァ…てめーら頼むからこの事は他言しないでくれ」



新八「なんか相当大変そうですね。大丈夫なんですか？」



『隊員のほとんどが臥せってしまっているからね。大丈夫と言ったら嘘になるけど』



土方「…相手に実体があるなら刀で何とかするが……」






あれ、土方さん幽霊信じているの？前まで居る訳ねぇだろ！って感じだったのに。






銀時「え何？おたく幽霊なんて信じてるの？痛い痛い痛い！痛い痛いよォ！！お母さん！此処に頭怪我した人が居るよォ！」



土方「お前いつか殺してやるからな」






すかさずその隙に漬け込んで煽りまくる銀時君。それにイラついたのかピシリと土方さんのこめかみに青筋が浮かぶ。


……その内血管ぶち切れるんじゃ？






沖田「まさか土方さんも見たんですかィ？赤い着物の女」



土方「分からねェ…だが、妙なモンの気配は感じた。ありゃ多分人間じゃねぇ」



「「痛い痛い痛い痛い痛い！！！痛い痛いよォ、お父さーん！！！」」






瞬間、総悟と銀時君が叫び散らかした。可哀想なものを目の前にしたかのように自分の体を抱き締めており、しかも息ぴったりだ。

阿吽の呼吸というやつだろうか……にしても顔がイラつくな、煽りのプロかっての。






沖田「絆創膏持って来てェェ！！！出来るだけ大きなァ、人一人包み込める位のォ！！」



土方「おめーら打ち合わせでもしたのか！！」










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