朔間兄弟の姉は吸血姫３【あんさんぶるスターズ】

卒業に向けて ページ19

ニコニコ


「…………なぁに？薫」


薫「いやぁ〜今日も可愛いなって思って！ねぇ、俺を好きにならない？幸せにするよ〜」


「…薫は、女の子大好きねぇ……お母さんとかにもそんななの〜？」


薫「ん？あ、俺お母さんいないんだ〜言ってなかったっけ？」


「……………え？」


…………やばい、無神経なこと言った


薫「あ、でも大丈夫だよ？心配しな」


「ごめん」


薫「…大丈夫だって！俺は別にお母さんいなくても楽しく生きてるしさ！！」


「…どれだけ女の子に声をかけても、お母さんの代わりには、誰もなってくれないと思うよ」


薫「っ！？」


ずっと、不思議だった


なんだかんだ言って真面目な薫が、どうして色んな女の子たちと遊んでるのか


「……ついでに言っとくけど、私もお母さんにはならないよ。じゃあ、またね」パタンッ


薫「……やっぱり、Aちゃんには、敵わないなぁ……」






…みんな、卒業に向けて頑張ってる


後輩との関係を大切にしてる


「あんずちゃん」


あんず「！A先輩……！！」


「私が卒業したらついにあんずちゃんが女の子一人だね…あ、でもプロデュース科が正式に設立されるのか…あんずちゃんはプロデュース科第一号として頼られるんだろうね。頑張って」


あんず「はい…！！」


「…ま〜くんと、りっちゃんのこと……よろしくね。ま〜くんは無理しすぎちゃうし、りっちゃんは授業に出ないとだから」


あんず「任せてください…！」


「ふふ、頼りになるなぁ」


あんず「あ、そういえば…月永先輩とA先輩って仲が良かったんですね！！瀬名先輩が昔の写真を見せてくれて」


「！………そう…だね」


あんず「？」


…私はみてることしかできなかったけれど

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