お守り ページ28
コンコンッ「？」
凪砂「…どうぞ」
『しっ失礼いたします…！朔間 A様、ホテルの準備が整いましたので、ご案内いたします』
「あぁ、ありがとうございます。…凪砂、『Trickstar』の子達の名前覚えてあげなさいよ」
凪砂「…うん、覚えているよ。氷鷹 北斗くん、明星 スバルくん、遊木 真くん」
「………それと？」
凪砂「…………まだ、いたかな」
「はぁぁぁあ……衣更 真緒くん。…君は、みくびっているようだけれど…彼ほど周りを見れる子はいないよ」
凪砂「…そう」
「…また、明日。ま〜くんに酷いこと言わないでよねぇ」
弓弦「お疲れ様です、A様…♪」
「はぁ…君も酷いよね。トリスタの皆んなには自分たちが手配した旅館に泊まらせて、私には秀越学園のホテル。…監視カメラが見えないように何個かあったよ」
弓弦「やはりそうですか…申し訳ありません、A様にこのような」
「別に良いんだけどね。見られて困ることも特にはないし…ま、君が茨と知り合いだったことに私は驚きだけど」
弓弦「仲良くはないのですがね。…引き続き、相手の情報を奪い取って下さいませ」
「了解………♪」
「…うっわ。ま〜くん……どうしたの？なんかあった…？…あ、凪砂？」
真緒「…あー……まぁ、そんなところだな」
「まったく…酷いこと言わないでって言ったのに…そうだ、これ、あげるよ」
真緒「………？なんだ？これ」
「お守り……♪…私も、『SS』への出場はとても楽しみなの。だから、負ける気は一切ないわ…でも、応援はしてる。当日はそばにいられないだろうから…スバルたちにも渡しておいて」
真緒「！………おう、ありがとな！！！！！」
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年3月7日 7時
