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「A先輩…?どこ行くんすか?」



アスタ達のいるテーブルから肉を一つ取って口に放り込んでそのまま通り過ぎたAに声をかけたのはアスタだった。そんなアスタに「先帰ってんね〜」と普段と何ら変わらない口調で返し、ヒラヒラと手を振るAの背中を見送る。追いかけようとしたノエルを止めたのはクラウスだった。


「放っておいてやれ。……イラついているのだろう。」



パタン、と閉まった扉の音はやけに大きく、そして虚しく聞こえた。一度も目を合わせずに通り過ぎた。アスタ達が見たのは、眼帯で隠された左眼だった。











それは、フエゴレオンとノゼルの(マナ)かぶつかり合った時に知らされた。王都を襲撃されている知らせにいがみ合いは収まり、フエゴレオンの指示の元動く。一人飛び出していったアスタの前に現れたのは襲撃に来た魔道士の一人であるラデスだった。

ノエルの調子も戻り、レオポルドとフエゴレオンも加わり戦力は増えたのにアスタはラデスの魔法、屍霊魔法のゾンビ相手に苦戦していた。アスタはこのゾンビの使う魔法に覚えがあった。自分の先輩によく似た魔法であった。

魔法自体は防げても相手の懐に入り込めずにいたアスタの前に現れたのはAだった。帰ったと思われたが、途中で伝達係に襲撃を受けてると聞かされ残っていたらしい。


「Aせんぱ……」
「アスタ、こいつは私がやる。他頼んだ。」


やはりAはアスタの方を見てはくれない。背中越しにそう告げて炎を纏った。その背中だけで分かった。Aが怒っている事に。まだ怒ってるのだろうかと思ったが、今のAはさっきの比ではなかった。

ラデスはAの左手の甲にある紋章を見て、顔を歪めて笑った。ラデスの操るゾンビの肩にも同じ紋章がある事にアスタが気付いたのとラデスが口を開くのは同時だった。



「オレのゾンビの中でも強い奴さ!生前は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士…ナツ・ドラグニルだ…!!」

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マリイ - はなぼーさん» ありがとうございますユウカ様の小説一つも無くてレオポルド、アスタ、ラック、マグナ (ライア)好きだけど1番はユウカ様 FTとブラクロの中で (2022年8月4日 14時) (レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!作品一つ作るのは難しそうなので、ユウカとのお話をどこかで挟もうと思います! (2022年8月1日 21時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月29日 20時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - ミトさん» コメントありがとうございます!長らく更新出来ていませんでしたが、ちまちまと再開致します! (2022年7月11日 11時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - ブラクロに再熱して夢小説探してたら面白いの見つけた…続きを楽しみにしてます! (2022年6月11日 1時) (レス) @page39 id: 54bc55279d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はなぼー | 作成日時:2022年3月3日 18時

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