男嫌い 87 ページ12
黄瀬side.
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「渡したかったよ
あたしだって渡したかった……
涼太に食べてもらいたかった。
でも 涼太の周り女の子ばっかり…」
俺が掴んだ手とは反対側の手で
涙を拭いながら
小さな声で話すA。
「今日のあたし本当嫌な奴だ…
他の子のチョコなんて貰って欲しくない
他の子のチョコなんて食べて欲しくない
他の女の子と話してるだけで
なんかムカムカするし……
こんな醜い感情 持ちたくなかった。」
ああ、そうか
ヤキモチ妬いてくれてたのか
可愛い
抱きしめてえ
なんで俺 こんな可愛い彼女の事
考えてやれなかったのかな。
「A、こっち見て。」
「やだ…っ」
手で顔を包み 無理矢理目を合わせる
「俺の話ちゃんと聞いて欲しいっス。」
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ネコミミ(プロフ) - 読ませて頂きました!シリーズを最初から読んだのですがメッチャ面白いです!女の子の不器用さツンデレ感ハンパないです!!!これからも更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年5月22日 18時) (レス) id: c1d04611c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツキ | 作成日時:2017年5月9日 21時