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「でもNightmareはObに似てるし、外には出ないほうが良いよ…怪我してるし…」
Jadeは心配性なのか、過保護なのか、やっぱり心配した顔は変わらない。
「大丈夫大丈夫」
Obsidianはどこ吹く風といった様子で……やっぱり自信のある物言いで言い返す。
「ちょっと見に行くだけだよ。ついでにぶどうとか買ってこようか？」
「うーん…じゃあ頼もうかな…。でも本当に！駄目そうだったら！無理せずに言う事！」
もしかしてJadeって流されやすいのかな。それとも、本当にObsidianを信頼しているのか、疑うことを知らないのか。
「…そうだ、今になってだけど、回復魔法でもかけようか？」
Dreamはそんな魔法、使えたっけ。いや、僕の記憶の中じゃDreamに拘らず僕らは魔法を使えなかったはず。
それでも痛みから逃げたい気持ちがはやって口に出す。
「お願いしま…あ、お願い……？」
「敬語抜けないなあ。でも癖なら仕方ないね。」
また笑われてしまって、いたたまれなくなって目を逸らす。
Jadeはブツブツと何かを呟いて、僕の体の傷を眺めていた。
「傷口を洗ったりしたから細菌とかごみが入っていることはないと思う。だからそのまま魔法を使ってもいいけど…
その、まだまだ練習中だし、傷がところどころ酷くて…完治は期待しないでね？」
そんな前置きをして、Jadeは僕の体に手を当てる。そこから淡く優しい光が漏れたかと思えば、ほんの少しだけれど体が暖かさに包まれたような気がした。
「ふう…今回は上手く行った！大成功！」
ちょっとだけ足を動かしてみたら、痛みはなくなったわけじゃないけれど、それでもかなり薄れていた。
「ありがとう」
暖かな木漏れ日みたいな光はとっくにその場から失せてしまっていて、それが残念だった。
「あのさ、何で最初から魔法使わなかったの？」
「だって全然上手く行かないし、それに…そ、その、別に、忘れてたとかじゃないからね！？
あっ、だ、だから違うんだってば！！そんな目で見ないでよObー！！」
「Nightmare、兄さんは置いておいてさっさと町を見に行こ。」
「うぁあ…ちゃんと帰ってきてね……」
Jadeの目が潤んでいるけどいいのかな…。そう思いつつもObsidianに手を引かれてベッドから降りる。
僕が寝ている間、ベッドを使えなかったりしたんだろうか。なら本当に申し訳ないことをした。早く良くなって帰らないと。
玄関でドアを開ける時に、Obsidianが「そろそろ頃合いだな」と呟いていた意味を、僕は知らなかった。
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螺子 - 続きが気になる病に罹りました!!のんびり更新待ってます〜!! (2023年2月1日 17時) (
レス) @page19 id: ef6865ad9b (このIDを非表示/違反報告)
もふわた【きまぐれ極低浮上】(プロフ) - 星雪桜さん» コメントありがとうございます、シャタド君にはネガティブのために(大抵が度を過ぎた)悪戯をしてほしいな、と……完全なる幻覚ですが、やんちゃしていてほしいですね…！！ (2023年1月14日 13時) (レス) id: 16b00589d0 (このIDを非表示/違反報告)
星雪桜(プロフ) - そちらのお宅のShattered、ちゃんとネガティブ採取しようと動いて… ｶﾜｲｲ。(本当はそれが正しいのですが)初コメ失礼致しました。 (2023年1月14日 11時) (レス) id: 2d02a9e0d3 (このIDを非表示/違反報告)
もふわた【きまぐれ極低浮上】(プロフ) - 宇治露 歩阿さん» 思いついたら気ままに書いていこうと思います。 (2023年1月13日 8時) (レス) @page9 id: 16b00589d0 (このIDを非表示/違反報告)
宇治露 歩阿(プロフ) - 新作楽しみにしてます (2023年1月13日 0時) (レス) id: 0bb7a6f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふわた【きまぐれ極低浮上】 | 作成日時：2023年1月11日 19時
