【ハイキュー】初恋の味【西谷夕】

34話 ページ37

〜引き続き東峰side〜





───放課後───


東峰「悪いなぁ、メシ付き合わせちゃって」

西谷「いえ、俺もラーメン食いたかったしむしろ誘ってくれて嬉しいっす！(ﾆｯ」



西谷の事が心配になった俺は、放課後メシでも行こうと誘い、いろいろ話を聞いてみることにした



東峰「今日は奢るから、好きなモン食っていいぞ」

西谷「え、ホントっすか？！っしゃぁあ！おっちゃん！チャーシュー麺特盛り炒飯セット1つ！」

東峰「お前、遠慮ってもんはないのか…(汗)」

西谷「？なんか言いました？」

東峰「いや…(-_-;)。醤油ラーメン餃子セット1つください」




そしてしばらくすると、注文した物が運ばれてきた


西谷「うんまそー！いっただきまーす！」

東峰「頂きます」



ｽﾞｽﾞｰｯ
ｽﾞｽﾞｽﾞｰｯ



西谷「うんめー！(*ﾟ∀ﾟ)」

東峰「美味しいな^^……なぁ、西谷」

西谷「ん？何スか？」

東峰「えっと…ほら、西谷って恋した事ないだろ？余計なお世話かもしれないけど…いつも世話になってるし、ちょっと話聞いてやりたいなーって思ってさ」

西谷「あー…そっすね、俺、よくわかんないんで、相談とか乗ってもらえると助かります」


東峰「すごいシンプルで初歩的な質問だけど…西谷は、Aの事が好き…って事で良いのかな？」



西谷は黙ってしまった

でもそこをはっきりさせない事には、話が進まない



西谷「…その、好きってのが良くわかんないから悩んでるんスよ…」


…そうか、そこからなのか(´-ω-｀)



東峰「んん…どうしたもんかなぁ…(汗)」


西谷「…俺、中学ん時、そーゆーので仲良かった女子とモメた事が何度かあって」

東峰「そうなの？」

西谷「はい…そん時、相手の子を傷付けちゃって…自分もかなり傷付いたし、もう女子とはあんま深く関わんないようにしようって決めてたんです」



女関係で、西谷がモメたなんて

聞いた事なかったな…




西谷「あんたが思わせ振りな態度とるから悪いんだ、とか、私の事何だと思ってるの、とか、もう近づかないで、とか……散々言われましたよ(苦笑」

東峰「それは…いくらなんでもそんな事！」

西谷「でも、いいんです、俺バカだから…それくらい言ってくれないとわからなかったし」

東峰「…っ」

西谷「だから、ほんとに大事にしたいって、仲良くしたいって人とは関係を崩したくない、だから近づき過ぎないようにしてたんです」




続く…──────

35話→←33話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す