第286話・試合に申し入れ ページ3
「俺たちは誰にも負けない強さを手に入れたんです」
「エイリア石の力がこんなにも素晴らしいなんて思わなかったよ」
「いつまでも走り続けられる。どんなボールだって捌くことができる！」
「全身に溢れるこの力を見せてあげますよ」
「俺はもう影じゃない、ついに存在感を示すときがきたのさ！ フッフフフッ！」
「どうしちゃったんだよ、みんな…」
「円堂くん。貴方にももうじきわかりますよ。誰もが取り憑かれる魅力…それがエイリア石！」
「雷門イレブン、ダークエンペラーズの記念すべき最初の相手に選ばれた。さあ、サッカーやろうぜ、円堂！」
円堂に対し再び手を差し出す風丸に対し躊躇いもなく円堂はその手を叩く。
「……嫌だ。こんな状態のお前たちと試合なんて！」
「そうッス！ 嫌ッス！」
「ああ。お互いに得るものはなにもない」
雷門イレブンは全員円堂に同意した。すると研崎、鼻で笑い「試合を断ればどうなるかお教えいたしましょう」と視線を背後に向けると、染岡がマントを脱いで紫のボールを蹴る体制に入っていた。
「先ず手始めに、雷門中を破壊します」
「駄目だ！ やめろ染岡！」
「やってみろ、その時はわたしが止めてやるよ」
途方もない威圧感がその場を支配した。エイリア石に憑りつかれているダークエンペラーズもじんわりと冷や汗が出て来るような存在感。
「A…！」
「本当にわたしを相手取ることができるって、思っているの？ ジェネシスとの戦いは、円堂たちの実力だ。わたしは見守っただけ」
「…本気になっていないって？」
「本気になるのは、相手が本気で取りに来るときだけ。まぁ本気を出したの最近だと真帝国か最初のジェネシス戦だけかな」
「真帝国以下だっていうのか」
「あの時は佐久間たちを守りたかったから」
「―――影山か」
風丸に問われ、先ほどまで余裕のある様子だったAが、キッと研崎を睥睨した。
「おまえか！」
腹の底から低い声を出した彼女に円堂たちは心臓の心拍が小さくなるようであった。
クツクツと笑う研��。
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
