第299話・ダークエンペラーズ戦 その9 ページ16
多くの声援を受け、震える身体で立ち上がり始める雷門イレブン。
「円堂！」
「円堂ォ！」
「キャプテン！」
「円堂さん！！」
「えんどー！！」
豪炎寺らに呼ばれ円堂も覚束ない足取りであったが、立ち上がり風丸に向かい再びボールを投げた。
「まだまだ…っ終わってねーぞ！」
「くっ…――――うぉぉぉおおおおお！！！！！！！」
風丸が苛立ちからか雷門コールをも打ち消す程の咆哮をグラウンドに轟かせながら、染岡、マックスと共にダークフェニックスを放った。
「だぁぁぁ！�爛乾奪疋魯鵐畢瓠�！」
これまで以上に感情の籠った、強烈な必殺技だった。だがそれを円堂は完璧に止めて見せた。
「思い出せ！ みんなァ！！」
最初は帝国学園と戦うための助っ人として入部したサッカー部。けれど円堂の熱に中てられて、サッカーをすることが、雷門イレブンとしていることが楽しくなって正式にサッカー部に入った風丸。
染岡、半田は円堂が秋と共に最初に入ってきた部員だ。たった4人から始まってAが入って、彼女はフットボールフロンティアで優勝をするという夢を語って、1年生が入ってきた。夢のような現実を叶えられたのは、円堂がサッカー部を作ってくれたからだ。
ダークエンペラーズに所属する多くのものが、円堂の熱に中てられ、サッカーの楽しさを再認識して、心のままにプレーすることが出来た。
円堂の想いだ届いたのか、エイリア石は砕け散り風丸たちを正気に戻すことに成功した。
「えんどう…」
分厚い雲が晴れ太陽が覗く―――。それはまるで風丸たちの心を表しているようであった。
風丸たちが正直戻ったのが安心したのか、円堂はその場に倒れてしまった。
「何！？ エイリア石が！？ どうしたのだこれは！？」
研崎の持つトランクに入っていたエイリア石も不思議なことに突如として砕け散り、その怪しげな光も霧散していった―――。
「お前の野望もここまでだ。観念するんだな」
計画を企てた研崎は項垂れながら鬼瓦たち警察に連行されて行った。
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活字不足卍(プロフ) - ここで衝撃の事実パート2。好きな声優さんは緑川光デス！好きなガンダムはブルーディスティニー1号機！ (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 本当にすいすい読めてしまいました。すごく面白いし、読みやすいです。これからもがんばってください！ (2022年2月9日 20時) (レス) @page23 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 世界編とかでもっとかっこ良くなってくるので、お願します。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 凄く面白かったです。世界編楽しみにしてます。もう一度誰落ちアンケートしてほしいです。みんな (2022年2月9日 12時) (レス) id: e2ae709354 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 見てます！今でも更新される度見てました！とりあえずエイリア編完結おめでとうございます！更新が私の生きる糧なので続きもどうぞよろしくお願いします。 (2022年2月8日 16時) (レス) @page22 id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：活字不足卍 | 作成日時：2022年2月4日 22時
