【本編】日月が昇りし、闇の中。【鬼滅の刃】

第二十五話.御言彩芽【日光隊/あんみつ愛好家】 ページ25

彩芽『ねぇねぇ！薫クン大丈夫！？』ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ


薫「ｯ!……は、はい…なんとか…！」


彩芽『ほんとー！？なら良かった！』




あーもう！！！

今回の鬼はホンットに嫌な奴らだった！！


久し振りに本気で斬り刻んだかも……





薫クンはボロボロだし

流石に私も無傷って訳じゃない


月光隊は知らないけど鬼殺隊も被害が酷そう




あの少年とネズコチャンも無事だと
いい材料になりそうなんだけどな〜




彩芽『あー、そうそう！
報告受けた鬼連れクンなんだけどさー




……どうやら兄妹、らしいんだよねぇ

鬼の妹チャンはかけられた暗示のおかげで
人を襲わないって感じかな〜！


おまけに兄の刀は真っ黒！
これは一波乱ありそうじゃない？？』





彩芽『さらにさらに！情報収集を頼んでた
烏チャンによるとね、

鬼殺隊の水柱が容認してたんだとさー！



−ほんと面倒な問題を増やしてくれるよ

よっぽどの理由があるんだろうねぇ』






んー、戦ったあとで疲れすぎたのか

感情が上手く制御できない




さっきからずっと鬼に対する

怒りばかり出てくるの







どんなに仲良くなっても

明日には消えるかも知れない



どんなに愛しても

次に会ったときには肉塊と化すかも知れない




『また明日』が、このたった一言が

絶対とは限らないこの世界







彩芽『はぁ……もう誰も死んで
欲しくないんだよな〜』ﾎﾞｿｯ







辛くても私は前を向いて進む


これでも一応は《言日》なんだから！








彩芽『よし！じゃあ出発しようか薫クン！



って寝てたー！？！？！！？！？』



まあ体力消耗してるだろうし仕方ないか









だけど、どうやって帰ろう




安全地帯を！って思って走ってきたけど

出口がどっちか分からない








彩芽『誰かぁぁー！！！
帰り道を教えてぇぇぇぇぇ！？！？！？』






私の叫びは虚しく独り木霊するだけだった









※数時間後ちゃんと回収されました

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